1. 私が愚か者のように話し続けるのを、こらえてください。 私の心のうちを、我慢して聞いてください。
2. 神様の深い思いやりをもって、あなたがたのことを心にかけています。 ちょうど清純なおとめが、やがて夫となる人に愛をささげるように、あなたがたが、ただキリスト様だけをひたむきに愛するよう願っているのです。
3. しかし、エバがエデンの園でサタンに惑わされたように、キリスト様に対する、きよい純真な献身の思いが消えてしまうのではないかと、心配でたまりません。
4. あなたがたときたら、どうもだまされやすくて……。 だれかが、私たちの伝えたのとは違う教えを伝えたり、あなたがたが受けた聖霊様とは違う霊を伝えたり、あなたがたが救われたのとは違う救いの道を教えたりしようものなら、それを信じてしまうのですから。
5. けれども、そんなお偉い自称「神の使者たち」が私よりすぐれているとは思いません。
6. たとい口べたであっても、少なくとも、自分が話している内容は、よく知っています。 それは何度も証明してきたことなので、もうよくわかっていることと思います。
7. あなたがたから何の報酬も受けずに、神様の良い知らせを宣べ伝えたことは、まちがいだったのでしょうか。 そのために自分を安っぽく見せて、見下げられてしまったのでしょうか。
10. このことは、あらん限りの真実にかけて、ギリシヤに住むすべての人に約束します。
11. なぜそうするのでしょう。 あなたがたを愛していないからだとでも? とんでもない。 どれほど愛していることか! 神様がご存じです。
12. しかし、今のやり方を、これからも続けるつもりです。 それは、私たちと同じように神様のために働いている、と誇る人たちの根拠を、くつがえすためです。
13. 彼らは、決して神様から遣わされた者ではありません。 「ぺてん師」です。 人をだまして、てっきりキリスト様の使徒だと思い込ませるのです。
14. しかし、今さら驚きもしません。 サタンでさえ、光の御使いに変装できるのです。
15. ですから、サタンの手下どもがまねして、敬虔な牧師になりすましたとしても、別段、驚くことはありません。 最後には、その悪事にふさわしい罰を、徹底的に受けるのです。
16. もう一度お願いします。 こんなことを言う私が、理性を失ったなどとは、思わないでください。 しかしまた、それならそれで、「理性を失った愚か者」のことばに、とにかく耳を傾けてください。 あの人たちみたいに、私も少しばかり誇ってみせます。
17. こんな自慢話は、主に命じられてするのではありません。 私は、知恵のない愚か者のつもりなのですから。
18. 自分の偉さをしきりに言いふらす、ほかの人のまねを、してみましょう。