コリント人への第一の手紙 7:8-21 リビングバイブル (JLB)

8. さて、独身者と未亡人にひとこと言いますが、もし私のようにしていられるなら、独身のままでいるほうが良いのです。 

9. しかし、もし自制できないなら、ためらわずに結婚しなさい。 情欲を燃やすよりは、結婚するほうが良いからです。

10. 次に、結婚した人たちには、こうしたほうが良いと、単に忠告するのではなく、はっきりと命令しておきます。 この命令は、私が考え出したものではありません。 主ご自身からの命令です。 妻は、夫と別れてはいけません。 

11. しかし、もしすでに別れているなら、そのまま一人でいるか、夫のもとに帰るかしなさい。 また、夫も、妻を離縁してはいけません。

12. ここで、少し私の考えを、付け加えておきましょう。 これは主からの直接の命令ではありませんが、私が正しいと思っていることです。 夫がクリスチャンで妻はそうでない場合、いっしょにいることを妻が望むなら、追い出したり離婚したりしてはいけません。 

13. また、妻がクリスチャンで夫はそうでない場合も、夫がいっしょにいることを望むなら、離婚してはいけません。 

14. なぜなら、クリスチャンでない夫は、クリスチャンの妻の助けによって、クリスチャンになるかもしれないからです。 また、同様のことが、クリスチャンでない妻の場合にも言えるからです。 もし家族がバラバラになってしまったら、子供たちは主を知る機会を失うことになります。 一方、家族が一つにまとまっていれば、神様の計画によって、子供たちも救われる可能性があるのです。

15. しかし、もしクリスチャンでない夫や妻が、どうしても別れたいと言うなら、そうさせなさい。 こんな時、別れようとする相手を、むりに引き留めるべきではありません。 神様は、自分の子供たちが仲良く平和に暮らすことを望んでおられるからです。 

16. なぜなら、結局のところ、妻にとって、いっしょにいれば夫がクリスチャンになるという保証はなく、夫にとっても、妻がクリスチャンになる保証はないからです。

17. しかし、これらを決めるにあたっては、結婚するにしてもしないにしても、神様の導きと助けに従い、どんな立場に置かれようとも、それに甘んじ、神様の御心にかなった生活をしている、と確信しなさい。 私はどこの教会でも、このように指導しています。

18. たとえば、クリスチャンになる前に、すでにユダヤ教の割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を受けた人は、それを気にしてはいけません。 また、割礼を受けていない人は、今さら割礼を受けるべきではありません。 

19. クリスチャンには、割礼を受けているかどうかで、違いはないからです。 しかし、真に神様を喜ばせ、神様の戒めを守っているかどうかでは、大きな違いがあります。 この点が重要なのです。

20. たいていの場合、人は、神様に召された時にしていた仕事を続けるべきです。 

21. あなたが奴隷でも、そのことを気にしてはいけません。 しかし、もし自由の身になる機会があれば、もちろん自由になりなさい。 

コリント人への第一の手紙 7