コリント人への第一の手紙 7:29-40 リビングバイブル (JLB)

29. 私たちに残された時間はきわめて短く、主の仕事をする機会もきわめて少ないのです。 そんなわけで、妻のある者も、主のために、できるだけ身軽にしていなければなりません。 

30. 喜びとか、悲しみとか、財産などが、神様の仕事をする妨げになってはなりません。 

31. この世の魅力的なものに接する機会の多い者たちは、その機会を正しく利用し、おぼれることがないようにしなさい。 現在あるがままの世界は、やがて過ぎ去るからです。

32. 何をするにしても、あなたがたがあれこれ思いわずらわないようにと願います。 独身の男性の場合、時間を主の仕事のためにささげることも、どうしたら主に喜んでいただけるかを常に考えることもできます。 

33. しかし、結婚した男性は、そうはいきません。 どうしても、この世での責任や、妻を喜ばせることに、気を取られがちになります。 

34. こうして、彼の関心は分散するのです。 結婚した女性についても、同様のことが言えます。 同じ問題に直面するのです。 独身の女性は、何とかして主に喜ばれる者になりたい、主に喜ばれることをしたいと心を配ります。 しかし、結婚した女性は、家事や、夫の好ききらいまで、いろいろ考えないわけにはいきません。

35. 私がこう言うのも、あなたがたのためを思うからであって、結婚させまいとしているのではありません。 私が願うのは、あなたがたが、思いを主からそらすようなことは、できるだけ避けて、主に仕えるのに役立つことは何でもすることなのです。

36. しかし、もし、高まる感情を抑えるのがむずかしいので結婚すべきだ、と考える人がいれば、それも結構です。 罪ではありません。 そういう人は結婚しなさい。 

37. しかし、もし独身でいるだけの意志力を持ち、自分は結婚する必要もないし、むしろ、しないほうが良いと考えるなら、その決心はりっぱです。 

38. つまり、結婚する人は、良いことをしているのであり、結婚しない人は、もっと良いことをしているのです。

39. 妻は、夫が生きている間は、夫の一部です。 しかし、夫が死ねば、再婚してもかまいません。 ただし、その場合、相手はクリスチャンに限ります。 

40. けれども、私の考えでは、もし再婚しないでいられるなら、そのほうが、はるかに幸せでしょう。 神の御霊からの助言をいただいて、私はこう言うのです。

コリント人への第一の手紙 7