コリント人への第一の手紙 11:14-15-27 リビングバイブル (JLB)

2. 愛する皆さん。 あなたがたが私の教えを忘れず、すべてそのとおり実行していることを、とてもうれしく思います。 

3. しかし、知っておいてほしいことが一つあります。 それは、妻は夫に責任があり、夫はキリスト様に責任があり、キリスト様は神様に責任がある、ということです。 

4. ですから、男が祈ったり説教をしたりする時、帽子を取らないなら、キリスト様を侮辱することになります。 

5. また、女が頭にかぶり物を着けずに、人前で祈ったり預言したりすれば、夫を侮辱することになります〔かぶり物は、夫に対する服従のしるしだからです〕。 

6. 何もかぶりたくないなら、いっそ髪もそってしまいなさい。 もし頭をそるのが女として恥ずかしいことなら、かぶり物を着けなさい。 

7. しかし、男は何もかぶるべきではありません〔礼拝の時の女の帽子は、男への服従のしるしだからです〕。男は神様に似せて造られたのであり、神様の栄光の現われです。 女は男の栄光の現われです。 

8. 最初の男は女から造られたのではなく、最初の女が男から造られたのです。 

9. また、最初の男アダムは、エバのために造られたのではなく、エバが、アダムのために造られたのです。 

14-15. 女が頭をおおうことは、感覚的にもきわめて自然ではありませんか。長い髪は女の誇りだからです。 ところが、男の長い髪は恥なのです。 

16. たとい、この点について別の意見の人がいても、私はこのようにしか教えません。 すなわち、女が教会で公に預言したり祈ったりする時は、必ずかぶり物を着けなさい、と。 このことは、どこの教会でも同じように考えています。

17. さて、もう一つ、私が不服に思っている事を書きます。 あなたがたの聖餐式の集まりが益になるどころか、かえって、害になっているように思えるからです。 

18. その席で議論し合い、分裂がますます深刻化していると、私の耳にも伝わってきます。 ですから、それを信じないわけにはいきません。 

19. たぶん、あなたがたは、だれが正しいかはっきりさせるには、分裂もやむをえないと思っているのでしょう。

20. あなたがたの集まりは、主の晩餐のためではなく、 

21. 自分たちの食事をするためのものです。 ほかの人と分け合おうと待っている人など、一人もいず、早い者勝ちにがつがつ食べているそうではありませんか。 おかげで、十分食べられずにお腹をすかしている者もいれば、浴びるほど飲んで酔っぱらっている者もいる、ということです。 

22. 何ということでしょう。 ほんとうに、そうなのですか。 食べたり飲んだりなら、自分の家でできるではありませんか。 そうすれば、教会の名誉を傷つけたり、食べ物を持って来られない貧しい人たちに、恥をかかせたりしないですみます。 このことについて、何と言ったらよいでしょう。 ほめてでも、もらいたいのですか。 まさか! そうはいきません。

23. なぜなら、以前あなたがたに伝えたとおり、聖餐式について、主ご自身がこう言われたからです。 すなわち、ユダが主イエスを裏切った日の夜、主イエスはパンを取り、 

24. 神様に感謝の祈りをささげてから、ちぎって弟子たちに与え、こう言われました。 「取って食べなさい。 これは、あなたがたのために引き裂かれる、わたしの体です。 わたしを思い出すために、このようにして食べなさい。」 

25. 夕食の後、同じように、ぶどう酒の杯を取って言われました。 「この杯は、神様とあなたがたとの間の新しい契約です。 この契約は、わたしの血によって立てられ、効力を発します。 これを飲むたびに、わたしを思い出すため、このようにしなさい。」 

26. ですから、あなたがたは、このパンを食べ、杯を飲むたびに、「主は私たちのために死んでくださった」という主の死の意味を、くり返し告白するわけです。 主が再び来られる時まで、続けなさい。

27. ですから、もしふさわしくない態度でこのパンを食べ、主の杯を飲む人がいれば、彼は、主の体と血とに対して罪を犯すことになります。 

コリント人への第一の手紙 11