コリント人への第一の手紙 10:9-18 リビングバイブル (JLB)

9. また、彼らのように、主がどれだけ忍耐してくださるかを、試すようなまねをしてはなりません。 主を試そうとした人たちは、蛇にかまれて死にました。 

10. また、彼らのように、神様に向かって文句を言ったり、「神様のなさり方は不当だ」などと、不平を並べてはなりません。 それゆえに、神様は御使いを遣わして、彼らを滅ぼされたのです。

11. 先祖たちの身に起こった、これらのことは、同じことをくり返すなと私たちに警告する実例、すなわち、生きた教訓です。 それが記録されたのは、世の終わりが近づいている今、私たちがそれを読んで、彼らの例から教訓を学ぶためにほかなりません。

12. ですから、よく注意しなさい。 「私は、そんなことは絶対にしないから大丈夫」などと思っている人がいれば、そういう人こそ、よくよく注意しなければなりません。 同じ罪を犯すかもしれないからです。 

13. ただ、このことを覚えていてください。 あなたがたの生活の中に入り込む悪い欲望は、別に新しいものでも、特別なものでもないということです。 ほかにも多くの人たちが、あなたがたよりも先に、同じ問題にぶつかってきたのです。 どんな誘惑にも、抵抗するすべはあります。 神様は決して、とてもたち打ちできないほどの誘惑に会わせたりは、なさいません。 神様がそう約束されたのであり、神様の約束は必ず実行されるのです。 神様は、あなたがたが、誘惑に忍耐強く立ち向かえるように、それから逃れる方法を教えてくださいます。 

14. ですから、愛する皆さん、偶像礼拝は、どんなものでも、用心深く避けてください。

15. あなたがたは頭がよいのですから、私の言うことが正しいかどうか、自分で考え、判断してください。 

16. 私たちが聖餐式で主の食卓に着き、ぶどう酒を飲んで、主の祝福を求める時、それは、そのぶどう酒を飲む者がみな、キリスト様の血の祝福を共に受けることを、意味しないでしょうか。 また、一つのパンをちぎって共に食べる時、それは、私たちがキリスト様の体の恩恵を共に受けることを、示すのではないでしょうか。 

17. 私たちの数がどんなに多かろうと、問題ではありません。 みな同じパンを食べて、同じキリスト様の、体の部分であることを示すのです。 

18. ユダヤ人のことを考えてごらんなさい。 供え物を食べる者はみな、それによって一つとされているのです。

コリント人への第一の手紙 10