4. 福音のために、あれほど多くの苦しみを経験したあなたがたが、今は、その福音をあっさりと投げ捨ててしまうのですか。 とても信じられないことです。
5. もう一度聞きます。 なぜ神様は、あなたがたに聖霊様の力を与え、奇蹟を見せてくださったのですか。 ユダヤ教のおきてを守ろうと努力したからですか。 絶対にそうではありません。 キリスト様を信じ、全くお任せしたからです。
6. アブラハムも同じ経験をしました。 彼は神様の約束を信じたというだけで、天国へ入る資格を与えられたのです。
7. このことから、心から神様に信頼する人はだれでも、アブラハムの真の子孫となることがわかります。
8. 聖書は、信仰を持った外国人が救われる、この時のことを、予告してきたのです。 神様がずっと昔、アブラハムに、「どこの国の人であろうと、あなたのようにわたしを信頼する人を、祝福しよう」と宣言された時、このことを意味しておられたのです。
9. そういうわけで、キリスト様に信頼する人はみな、アブラハムと同じ祝福をいただくのです。
10. ユダヤ教のおきてに頼って救われようとする者は、神様にのろわれます。 なぜなら、聖書には、「神の律法の書にあるおきてを一つでも破る者は、のろわれる」とはっきり書いてあるからです。
11. したがって、ユダヤ教のおきてを守ろうと努力したからといって、だれ一人、神様の恵みを受けることはできないわけです。 なぜなら、神様の前で正しい者と認められる道は、信仰による以外にない、と神様が言っておられるからです。 預言者ハバククが「正しい人は信仰によって生きる」と語ったとおりです。
12. この信仰による道は、おきてによる道とは、なんと違うことでしょう。 おきてによる道は、おきてを一つ残らず完全に守ることによって救われる、と教えているのですから。