4. だいたいこの問題は、いわゆる「クリスチャン」の連中――ほんとうは偽クリスチャンなのですが――さえ、もぐり込んで来なければ、生じなかったはずです。 実は、彼らはスパイのように偵察し、私たちがキリスト・イエスを信じて得た自由がどんなものか、また、はたしてユダヤ教のおきてに従っているかどうかを、探ろうとしていたのです。 奴隷を鎖でつなぐように、彼らの規則で私たちをがんじがらめにしようと、たくらんだわけです。
5. しかし私たちは、ほんの一時も、連中に耳を貸しませんでした。 「割礼を受け、ユダヤ教のおきてを守ることによって救われる」などという考えで、あなたがたを混乱させたくなかったからです。
6. エルサレム教会のおもだった指導者たちも、私の宣べ伝えている内容に、何もつけ加えたりしませんでした。〔ついでに言えば、彼らがおもだった偉い指導者であることは、問題ではありません。 神様の前では、みな同等だからです。〕
10. ただ一つ、貧しい人たちを援助することをいつも忘れないように、との申し出がありましたが、そのことなら、私も熱心に努めてきたところです。
11. ところが、そのペテロがアンテオケに来た時、非常に誤った行動をとったので、私は面と向かって激しく非難しました。