5. この神様に、すべての栄光が世々かぎりなくありますように。 アーメン。
6. 私は、こんなにも早く、あなたがたが神様から離れていくことに驚いています。 神様はあなたがたに、キリスト様を通して永遠のいのちを与えようと、愛と恵みをもって招いてくださったのではありませんか。 それなのに、もうあなたがたは、別の「天国への道」に踏み込んでいます。 そんなものは、全く天国への道からかけ離れています。
7. 私が教えた道が、唯一の天国への道なのですから。 あなたがたはキリスト様に関する真理をゆがめ、変質させる者たちに、だまされているのです。
8. 私たちが伝えた救いの道以外の道を説くような者は、だれでも――この私であろうと――神様にのろわれるべきです。 そうです。 天から下って来た御使いであっても、永遠にのろわれるべきです。
9. もう一度言います。 だれであっても、あなたがたが受けた良い知らせとは違うものを伝えるなら、神様にのろわれるべきです。
10. おわかりと思いますが、私は、甘いことばやおせじで、人の歓心を買おうとはしません。 ただ、神様に喜ばれようとしているのです。 もし私が今もなお、人の歓心を買いたがっているのなら、キリスト様に仕える者とはなれません。
11. 愛する皆さん。 これは厳粛なことなのですが、私が伝えた天国への道は、単なる人間の思いつきや夢に基づくものではありません。
12. イエス・キリストから示された教えにほかなりません。 語るべきことは、イエス・キリストが教えてくださったのです。 この方以外のだれからも、指示されたわけではありません。
13. 以前、ユダヤ教徒であったころの私については、よくご存じのことでしょう。 情け容赦なくクリスチャンを追い回して迫害し、その壊滅に全力を尽くしました。
14. 国中捜しても、同年輩で、私ほど熱心なユダヤ教徒はいなかったでしょう。 とにかく、古くからある、先祖伝来のユダヤ教の規則を全部守ろうと、やっきになっていました。