15. しかもおまえたちを、おまえたちの兄弟エフライム人(北のイスラエル王国)のように、捕虜として外国に追い払う。
16. エレミヤよ、二度とこの国民のために祈ってはならない。 彼らのために泣くことも、彼らを助けるようにと、わたしに祈ったり、哀願したりすることもならない。 わたしは耳をふさぐからだ。
17. 彼らがユダの町々、エルサレムの通りで何をしているか、知らないとでも言うのか。
18. わたしがこんなに腹を立てるのも、もっともなことではないか。 子供はたきぎを集め、父親は火をたき、女は粉をこね、愛の女神「天の女王」をはじめ、偶像の神々に供えるパン菓子を作っている。
19. 彼らが傷つけている相手は、はたしてこのわたしだろうか。 実際には自分を傷つけ、自分の恥をさらしているだけではないか。
20. だから、神様である主はこう宣言なさいます。 わたしは激しい怒りを、この所に注ぐ。 人も家畜も木も穀物も、どんなことをしても消えない、わたしの怒りの火によって焼き尽くされる。
21. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こう命じます。 おまえたちの供え物といけにえを捨ててしまえ。
22. わたしがおまえたちの先祖をエジプトから連れ出した時、彼らに求めたものは供え物やいけにえではなかった。 わたしの戒めの中心点は、そんなものではなかった。
23. わたしが知らせたのは、次のことだ。 わたしに従いさえすれば、わたしはおまえたちの神となり、おまえたちはわたしの国民となる。 わたしの命令どおりにしさえすれば、あとは何もかもうまくいく。