2. 神殿の入口へ行き、そこで人々にこう言え。 神のお告げを聞け。 ここで礼拝している者はみな、耳を傾けよ。
3. 天の軍勢の主であるイスラエルの神は、こう言う。 今からでも遅くはない。 悪の道を離れさえすれば、おまえたちを国におらせよう。
4. 神殿がここにあるのだから、神はエルサレムが破壊されるのを黙って見ているはずはない、と言う者たちのことばにだまされるな。
5. 次の条件を満たした時にだけ、ここにいることができる。 悪い思いと行ないを捨て、人には公平であり、
6. みなしご、やもめ、それに外国人を食い物にしないこと。 人殺しをやめること。 今のように、偶像を拝んで自分を傷つけるような、ばかなまねはしないこと。
7. 以上の条件にかなった時にだけ、おまえたちの先祖に永遠の相続地として与えたこの地に住める。
8. 神殿がここにあるから災いに会うはずはない、と考えているのか。自分をあざむいてはならない。
9. おまえたちは、平気で盗み、人を殺し、姦淫の罪を犯し、うそをつき、バアルをはじめ新しい神々を拝んでいる。
13-14. おまえたちの行なったもろもろの悪事のために、ここでも同じことをする。 わたしは何度も語りかけ、しきりに呼び続けたのに、おまえたちは聞こうともせず、答えようともしなかった。だから、シロでしたように、この神殿をこわす。 おまえたちの心の拠り所である、わたしの名で呼ばれるこの神殿、おまえたちと先祖に与えたこの場所をだ。
15. しかもおまえたちを、おまえたちの兄弟エフライム人(北のイスラエル王国)のように、捕虜として外国に追い払う。
16. エレミヤよ、二度とこの国民のために祈ってはならない。 彼らのために泣くことも、彼らを助けるようにと、わたしに祈ったり、哀願したりすることもならない。 わたしは耳をふさぐからだ。
17. 彼らがユダの町々、エルサレムの通りで何をしているか、知らないとでも言うのか。
18. わたしがこんなに腹を立てるのも、もっともなことではないか。 子供はたきぎを集め、父親は火をたき、女は粉をこね、愛の女神「天の女王」をはじめ、偶像の神々に供えるパン菓子を作っている。
19. 彼らが傷つけている相手は、はたしてこのわたしだろうか。 実際には自分を傷つけ、自分の恥をさらしているだけではないか。
20. だから、神様である主はこう宣言なさいます。 わたしは激しい怒りを、この所に注ぐ。 人も家畜も木も穀物も、どんなことをしても消えない、わたしの怒りの火によって焼き尽くされる。
21. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こう命じます。 おまえたちの供え物といけにえを捨ててしまえ。