エレミヤ書 52:24-25-34 リビングバイブル (JLB)

3. 悪事の限りを尽くす王に、神様はとうとう怒りを燃やし、バビロン王に反逆するよう仕向けたのです。 こうして王とイスラエル国民は、神様の前から追放され、エルサレムとユダをあとにして、遠くバビロンへ捕虜として連れ去られました。

4. ゼデキヤが即位して九年目の、十二月二十五日(ユダヤ暦では十月十日)に、バビロンの王ネブカデネザルは全軍を率いてエルサレムを攻め、周囲にとりでを築き、 

5. 二年間この町を包囲しました。 

6. 六月二十四日(ユダヤ暦では四月九日)になって、町ではききんがひどくなり、ついに最後の食糧も底をついたので、 

7. 住民は城壁に穴をあけ、また兵士たちもみな夜のやみにまぎれ、王の庭園の近くにある二重の城壁の間にある門を通って、町の外へ逃げました。 町はカルデヤ人にすっかり囲まれていたからです。 人々は野原を横切り、アラバめざして急ぎました。

8. しかし、カルデヤ兵はあとを追い、エリコに近い野原で、護衛兵に逃げられて孤立しているゼデキヤ王を捕まえました。 

9. 兵士たちは、ハマテのリブラという町にいるバビロン王のところへ彼を引き立てて行き、そこで軍事裁判にかけました。 

24-25. 親衛隊長はまた、主席祭司セラヤと次席祭司ゼパニヤ、三人の神殿警備隊長、軍の参謀、町の中で見つかった王の特別補佐官七人を捕まえました。 さらに、ユダヤ軍の徴兵指揮官と、隠れていた六十人の高官も捕まえました。 

26. そのあと、彼らを、リブラにいるバビロン王のところへ連れて行ったのです。 

27. 彼らは王の命令によって、一人残らず死刑になりました。こうしてユダの国民は、捕虜となって故国をあとにすることになったのです。 

28. ネブカデネザルが即位して七年目に、捕虜としてバビロンへ連れ去られた人々の数は、三千二十三人でした。 

29. それから十一年後には、八百三十二人が加わりました。 

30. さらに五年後、王の命令を受けた親衛隊長ネブザルアダンは、七百四十五人を連れて来ました。 結局、合計で四千六百人です。

31. ユダ王朝のエホヤキン王が、バビロンの牢に入って三十七年目の三月十日(ユダヤ暦では十二月二十五日)に、その年バビロン王となったエビル・メロダクは、エホヤキンに親切にし、彼を牢から出しました。 

32. しかも、親しみを込めて彼に話しかけ、バビロンのどの総督よりも高い位を与え、 

33. 新しい衣服をあてがい、生涯、いつも王の料理係りの作る物を食べさせました。 

34. エホヤキンは死ぬ日まで、生活費を王から支給されました。

エレミヤ書 52