4. おまえは、よく肥えた谷間の地を自慢にしているが、それはまもなく荒れ地になる。 根性の曲がった娘よ。 おまえは自分の財産を心の拠り所とし、手出しする者はだれもいないと考えていた。
5. だが、見ているがいい。 わたしはおまえに恐怖を送る。 天の軍勢の主である神様が、こう言います。 隣人たちはおまえをおまえの国から追い出し、おまえが捕虜になって連れ去られるのを横目で見ながら、逃げて行く。
6. だが、後日、わたしはアモン人の国を元どおりに繁栄させる。エドム人について
7. 天の軍勢の主はこう言います。 昔いた賢い連中はどこへ行ったのか。 テマンには、もう知恵者は一人もいないのか。
8. デダン〔隊商で栄えた、アラビヤ北部の町〕の人よ、砂漠のいちばん奥まで逃げて行け。 わたしはエドムを罰する時に、おまえたちをも罰するからだ。
11. だがわたしは、生き残ったみなしごたちを守り、未亡人たちがわたしを頼りとするようにする。
12. 神様はエドムに言います。 罪のない者さえ苦しむとしたら、おまえは、どれほど苦しまなければならないことか。 罰を受けずにすむはずはない。 どうしても、このさばきの杯を飲まなければならない。
13. ボツラは荒れ果て、のろいとあざけりを受けるようになると、わたしは自分の名にかけて誓ったのだ。 その町々は永遠の廃墟となる。
14. 私は神様から、次の知らせを聞きました。神様はエドムを滅ぼす同盟軍を起こすため、国々に呼びかける使者を送り出しました。
15. 神様は言います。 わたしはこの国を弱くし、周囲の国々にさげすまれるようにする。
16. おまえはペトラの山々に住み、岩の裂け目に住んで、自分の名声と思い上がりにだまされてきた。 だが、わしのように高い峰に住んでいても、わたしはおまえを引きずり降ろす。
17. エドムは非常に恐ろしい目に会う。 そこに近づく者はみな、あまりにも悲惨な光景に背筋が凍り、息の止まる思いがする。
18. おまえの町々は、ソドムとゴモラやその近くの町々のように静まり返る。 二度とそこに住む者はいない。
19. わたしが彼らのもとに、ヨルダンの密林から出て、囲いの中の羊に忍び寄るライオンのような侵略者を送るので、一瞬のうちにエドムは滅びる。 そのあとで、わたしの選んだ者をエドム人の上に立てよう。 わたしのような者がいるだろうか。 だれがわたしを呼びつけて、報告を求めることができよう。 どこの羊飼いが、わたしに反抗できよう。
20. 次のことを心に留めておきなさい。 神様はまちがいなくエドムとテマンの住民に、小さな子供さえ奴隷になって引きずられて行く光景を見せます。 それは、見るに耐えない悲惨なことです。
21. エドムが倒れる音で地は揺れ動きます。 人々の叫び声は紅海にまで聞こえます。