1. モアブについて、イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こう言います。ネボの町はひどい目に会い、跡形もなくこわされる。 キルヤタイムの町は占領され、それを守る要塞はつぶされる。
2-4. もう、だれもモアブのことを鼻にかける者はいない。 その命はつけねらわれているからだ。 すでにヘシュボンでは、モアブを破壊する手はずが整った。 「さあ、あの国を滅ぼして、地上から抹殺しよう」と、彼らは言う。 マデメンはひっそり静まり返っている。 一方、ホロナイムには戦いの物音が近づく。 こうして、モアブは全滅し、その叫び声はツォアルにまで響く。
5. 泣きながらルヒテの坂を上る避難民の耳には、下に見える町からの、恐怖の叫びが聞こえる。
6. いのちが助かるために逃げ、荒野に身をひそめよ。
7. おまえたちは自分の腕を頼みとし、富を誇ったので、滅びる。 おまえたちの神ケモシュは、祭司や重立った人たちとともに、遠い国へ連れ去られる。
8. 村も町も、高台にあると谷間にあるとの区別なく、すべて滅びる。 わたしがそう言ったからだ。
9. モアブに羽が生えてどこかへ飛んで行けたら、どんなにいいだろうに。 この国の町々には、いのちある者は一人もいなくなるからだ。