エレミヤ書 46:10-22-23 リビングバイブル (JLB)

10. きょうこそ、天の軍勢の主の日、わたしが敵に復讐する日だ。 剣はおまえたちの血を十分に吸い、これ以上一滴も飲めないというまで働く。 きょう、天の軍勢の主であるわたしに、北の地ユーフラテス川のほとりで、いけにえがささげられるからだ。 

11. エジプトの娘よ、薬を捜しにギルアデに上れ。 だが、そうしても、おまえの傷は治らない。 どんなに薬を使っても、元の健康には戻らない。 

12. 国々はおまえの恥を聞いた。 地はおまえの絶望と敗北の叫び声で満ちる。 おまえの勇士は鉢合わせして、共に倒れる。

13. 次に神様は、バビロンの王ネブカデネザルがエジプトを攻撃することについて、こうお語りになりました。

14. エジプトで、バビロン軍の来襲を大声で伝えよ。 ミグドル、メンピス、タフパヌヘスの町の人々に言い広めよ。 滅びの剣が周囲を食い尽くすから、兵士を集めて戦いの準備をせよ。 

15. なぜ、おまえたちの雄牛の神アピスは、真っ青になって逃げたのか。 神様が敵の前で、彼を打ちのめしたからだ。 

16. 数えきれないほどの人が倒れ、死人の山ができる。 その時、ユダヤ人の残った者は言う。 「さあ、生まれ故郷のユダへ帰ろう。 こんな恐ろしい虐殺の現場から遠ざかろう。」

17. エジプトの王ホフラの名を、「力はないが、実に騒がしい男」と変える。

18. 天の軍勢の主である王は、こう言います。 タボル山か海に突き出たカルメル山のように背の高い者が、エジプトに襲いかかる。 

19. エジプトの住民は、荷物をまとめ、捕虜になって連れて行かれるしたくをせよ。 メンピスの町は根こそぎにされ、一人も生き残らないからだ。 

20-21. エジプトは若い雌牛のように肌がつややかだ。 だが、北からあぶが飛んで来て、彼女を追い回す。 かの名高い傭兵たちも、おびえきった子牛のようになり、回れ右して逃げる。 エジプトに徹底した罰が下り、大災害の見舞う時がきたからだ。 

22-23. エジプトは、蛇が身をくねらせて姿を消すように、音もなく逃げる。 代わりに、侵略軍が入って来て、数えきれないほどの兵士が、森の木立を切り払うきこりのように、人々をなで切りにする。 

エレミヤ書 46