7. 「イスラエルの神が、こう言う。 これから先どうなるかを聞くため、使いをよこした王に、エジプト王の軍隊はおまえたちを助けに来たものの、やがてエジプトへ逃げ帰る、と言ってやれ。 バビロニヤ人が彼らを破って、もと来た所に押し返す。
8. 一方、バビロニヤ人はこの町を占領し、すっかり灰にする。
9. バビロニヤ人がもう来ないと考えて、自分をごまかすな。 そんなはずはないからだ。
10. 万が一にもバビロン軍を負かし、生き残りのわずかな兵が重傷を負ってテントに横たわったとしても、彼らははい出して来ておまえたちを破り、この町に火をつける。」
11. バビロン軍がエジプトと戦うためにエルサレムの囲いを解いた時、
12. エレミヤは町を出てベニヤミンの地へ行き、自分の買った土地がどうなっているかを見ようとしました。
13. ところが、ベニヤミンの門を出ようとした時、歩哨に見つかり、バビロニヤ人に通じる裏切り者として捕らえられたのです。 その歩哨というのは、ハナヌヤの孫でシェレムヤの子のイルイヤでした。
14. 「とんでもない誤解だ。 味方を裏切るつもりは少しもない」と、エレミヤは抗議しました。しかし、イルイヤは聞こうともしないで、役人たちの詰め所に連れて行きました。
17. さて、ゼデキヤ王は彼のところへ使いをやり、こっそり宮殿に呼び寄せました。 神様からのことばが最近あったかと尋ねたかったのです。 エレミヤは、「はい、ありました。 陛下はバビロン王に負けます」と答えました。
18. 続いてエレミヤは、牢に入れられたことに話題を変えました。「牢に入れられるようなことは何もしていません。 いったいどんな罪を犯したというのですか。 もし私が、陛下やご家来方、それに一般の民衆に何か悪いことをしたというのなら、それを教えてください。
19. 御前で、バビロン王は来ないと断言した預言者たちは、今、どこにいるのですか。