2. ユダの王ゼデキヤに、神がこう言うと伝えよ。 わたしはこの町をバビロン王に渡すので、彼は町を焼く。
3. おまえは逃げられない。 捕虜になってバビロン王の前に引き出され、有罪を宣告される。 そしてバビロンへ連れて行かれる。
4. だがユダの王ゼデキヤよ、次のことをよく聞け。 おまえは戦争や虐殺に巻き込まれて死ぬようなことはなく、
5. 人々に囲まれて安らかに死ぬ。 皆、おまえの先祖にしたように、おまえを記念して香をたく。 おまえのために、「ああ、王様が死んでしまった」と泣いてくれる。 このことを確かに言っておく。
6. そこでエレミヤは、そのとおりゼデキヤ王に知らせました。
7. ちょうどその時、バビロン軍はエルサレムとラキシュ、アゼカを包囲中でした。 ユダでまだ残っている城壁のある町は、これだけだったのです。
8. ゼデキヤ王が、エルサレムにいる奴隷を全員解放したのちに、神様からエレミヤに次のお告げがありました。
9. 王は全住民に、ヘブル人(イスラエル人)の奴隷は男女を問わず自由の身にするようにと命じたのです。 ユダヤ人は兄弟同士だから、奴隷にしてはいけないというわけです。
18-19. おまえたちは契約を守らなかったので、わたしはおまえたちを、誓いを確かなものとするために牛を二つに断ち切ってその間を通る儀式にならい、真っ二つにする。 高官であろうが、宮廷の役人であろうが、祭司であろうが、一般の市民であろうが、誓いを破った以上は、家畜のように殺す。
20. わたしがおまえたちを敵の手に渡すので、敵はおまえたちを血祭りにあげる。 おまえたちの死体は、はげたかや野獣のえじきとなる。
21. わたしはまた、ユダのゼデキヤ王と部下である役人たちを、いったんこの町から遠のいたバビロン王の軍勢に引き渡す。
22. わたしが呼び戻すので、バビロン軍は再びこの町を攻撃して占領し、火をつける。 必ずユダの町々を、見る影もなくこわし、猫の子一匹いない荒れ跡にする。