9. 彼らは、わたしの名をかたって嘘の預言をするからだ。 わたしは彼らを遣わさなかった。
10. ほんとうのことを言うと、おまえたちは一生バビロンにいる。 だが、こうして七十年が過ぎたら、おまえたちを思いやり、約束しておいたいっさいの祝福を与え、故国に連れ戻す。
11. わたしは、おまえたちのために立てた計画をよく知っている。 それは災いではなく祝福を与える計画で、ばら色の将来と希望を約束する。
12. その時になったら、おまえたちが祈る時、わたしは聞き耳を立てる。
13. おまえたちが真剣にわたしを探し求めるなら、見つけることができる。
14. そうだ。 わたしはおまえたちに見つけられる。 わたしはおまえたちを奴隷の身分から解放し、財産を回復し、追いやられた国々から集め、再び故国の土を踏ませる。
15. だが今は、偽預言者の言うことを信じ、神が彼らを遣わしたと言っているので、
18. しかもわたしは、彼らを世界各地にばらまく。 彼らは行った先々の国で、のろわれ、やじられ、あざけられる。
19. わたしが、わたしの預言者をとおして何度も語ったのに、いっこうに言うことを聞こうとしなかったからだ。
20. だから、バビロンにいるすべてのユダヤ人捕虜よ、神様のことばを聞きなさい。
21. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、神の名をかたって嘘をついている、コラヤの子の偽預言者アハブとマアセヤの子ゼデキヤについて、こう告げます。 わたしは二人をネブカデネザルの手に渡し、人々の前で処刑させる。
22. 彼らの運命は悪いことを表わすことわざとなり、のろいのことばとして、「神様がおまえを、バビロンの王に焼き殺されたゼデキヤやアハブと、同じ目に会わせるように」と言われるようになる。
23. 彼らはわたしの国民の間で恐ろしいことをした。 隣人の妻と姦通し、わたしの名をかたって嘘をついた。 わたしは彼らのすることをぜんぶ見てきたので、その行動の一部始終を知っている。
24. その名のとおり夢見る者、ネヘラム人シェマヤには、次のように言え。
25. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こう告げます。 おまえはマアセヤの子の祭司ゼパニヤに手紙を書き、その写しをほかの祭司とエルサレムの全住民に送った。
26. おまえは手紙の中でこう書いた。 「神様は、祭司エホヤダの代わりに、あなたをエルサレムの祭司に任命しました。 ですから、預言者だと自称する狂った男を捕まえ、足かせと首かせをはめる責任があります。
27. それなのにどうして、アナトテ出身の偽預言者エレミヤを放っておくのですか。
28. 彼はバビロンにいる私たちに、捕虜になる期間は長いので、しっかりした家を建て、長期の滞在計画を立て、くだものの木を植えるようにと指図しました。 私たちがこれから先ずっとここにいて、その木の実を食べることになるとぬかすのです。」
29. ゼパニヤは、この手紙をエレミヤのところへ持って行き、読んで聞かせました。