15. だが今は、偽預言者の言うことを信じ、神が彼らを遣わしたと言っているので、
16-17. わたしは、エルサレムに残っているおまえたちの親族とダビデの王座についている王に、戦争とききんと伝染病を送る。 彼らは、悪くて食べられない腐ったいちじくのようになる。
18. しかもわたしは、彼らを世界各地にばらまく。 彼らは行った先々の国で、のろわれ、やじられ、あざけられる。
19. わたしが、わたしの預言者をとおして何度も語ったのに、いっこうに言うことを聞こうとしなかったからだ。
20. だから、バビロンにいるすべてのユダヤ人捕虜よ、神様のことばを聞きなさい。
21. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、神の名をかたって嘘をついている、コラヤの子の偽預言者アハブとマアセヤの子ゼデキヤについて、こう告げます。 わたしは二人をネブカデネザルの手に渡し、人々の前で処刑させる。
22. 彼らの運命は悪いことを表わすことわざとなり、のろいのことばとして、「神様がおまえを、バビロンの王に焼き殺されたゼデキヤやアハブと、同じ目に会わせるように」と言われるようになる。
23. 彼らはわたしの国民の間で恐ろしいことをした。 隣人の妻と姦通し、わたしの名をかたって嘘をついた。 わたしは彼らのすることをぜんぶ見てきたので、その行動の一部始終を知っている。
24. その名のとおり夢見る者、ネヘラム人シェマヤには、次のように言え。
25. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こう告げます。 おまえはマアセヤの子の祭司ゼパニヤに手紙を書き、その写しをほかの祭司とエルサレムの全住民に送った。
26. おまえは手紙の中でこう書いた。 「神様は、祭司エホヤダの代わりに、あなたをエルサレムの祭司に任命しました。 ですから、預言者だと自称する狂った男を捕まえ、足かせと首かせをはめる責任があります。
27. それなのにどうして、アナトテ出身の偽預言者エレミヤを放っておくのですか。
28. 彼はバビロンにいる私たちに、捕虜になる期間は長いので、しっかりした家を建て、長期の滞在計画を立て、くだものの木を植えるようにと指図しました。 私たちがこれから先ずっとここにいて、その木の実を食べることになるとぬかすのです。」