4. また彼らの上に、責任感の強い羊飼いを立てる。 彼らは二度とこわがる必要はなく、四六時中、守られるようになる。
7. その日、人々は誓いを立てる時、「イスラエル国民をエジプトから救い出した神様は生きておられる」と言わないで、
8. 「ユダヤ人を、追いやられた国々からイスラエルへ連れ戻した神様は生きておられる」と言うようになる。
9. うそで固めた偽預言者たちのことを考えると、心が痛みます。 私は恐ろしくなって目を覚まし、酒にのまれた酔っぱらいのようにふらつきます。 彼らには、恐ろしい運命が待ちかまえているからです。神様は刑罰を下すと宣告なさいました。
10. この国は姦通罪に満ちて、神様ののろいがかかっています。 地そのものが嘆き悲しみ、牧草地は茶褐色になっています。 預言者たちは悪に走り、不正を行なうことに精力を注いでいます。
11. 祭司も預言者同様、神様を敬わない悪党ばかりです。 神様は言います。 わたしは神殿の中でさえ下品なことが行なわれるのを見た。
12. そのため、彼らの道は暗くなり、すべりやすくなる。 彼らは暗い危険な小道に追いつめられ、倒れる。わたしは彼らに災いを下し、時がきたら、必ずその罪の罰金を全額支払わせる。
13. わたしは、サマリヤの預言者がお話にならないほど悪いことを知った。 彼らはバアルによって預言し、わたしの国民イスラエルを罪に引きずり込んだからだ。
14. ところが、エルサレムの預言者はもっと悪い。 彼らのしていることは、目もそむけたくなるほどで、姦通罪を犯し、不正を愛している。 悪いことをしている者を罪から引き戻すどころか、反対にほめ、励ましている。 この預言者たちは、ソドムやゴモラの住民のように、徹底して堕落している。
15. そのため、天の軍勢の主は宣告なさいます。 わたしは彼らに苦い物を食べさせ、毒を飲ませる。 彼らがいたばかりに、この国に悪がはびこるようになったからだ。
16. これがわたしの国民への警告だと、天の軍勢の主は告げます。 むなしい希望を与える偽預言者の言うことを、聞いてはならない。 彼らは口から出まかせを言い、わたしのために語ろうとしない。
17. わたしを侮る反逆者たちに、「何も心配することはない。 何もかもうまくいくさ」としきりに言う。 自分勝手な生活をしている者たちには、「平安があると、神様のお告げがありました」と言っている。
18. だが、神のことばを聞けるほど神に近くいる預言者を、ただの一人でもあげることができようか。 彼らのうちの一人でも、神のことばを聞こうと努力しただろうか。
19. このような悪者どもを吹き飛ばすために、わたしは激しいつむじ風を送る。
20. わたしの恐ろしい憤りは、刑罰を余すところなく下すまでは、やまない。 後日、エルサレムが敵の手に落ちた時、おまえたちはわたしの言ったことを認めるようになる。
21. わたしはこんな預言者を遣わした覚えはないのに、彼らはわたしのために語っているのだと、大きな口をたたく。 わたしは彼らに何も言わなかったのに、自分たちの預言がわたしのものだと言いはる。
22. もし彼らがわたしの預言者なら、わたしの国民を悪の道から立ち返らせようと努力しただろうに。
23. このわたしは一個所だけに閉じ込められていて、彼のしていることが見えないような神だろうか。
24. 人はわたしから姿を隠せるだろうか。 わたしは、天にも地にも、どこにでもいるではないか。