エレミヤ書 18:11-18 リビングバイブル (JLB)

11. だから出かけて行って、ユダとエルサレムの全住民に、こう警告せよ。 さあ、神のことばを聞け。 わたしは今おまえたちのために、良いことではなく悪いことを計画している。 だから悪の道を捨て、正しいことを行なえ。

12. ところが彼らは、こう答えました。 「おせっかいはよしてくれ。神様の言われたことを行なう気なんか、これっぽっちもないんだ。だれからも束縛されるものか。 こうやって強情を張りとおし、悪を身につけたまま、いつまでも好き勝手な生活をしたいのだ。」

13. その時、神様はこう言いました。 たとい異教の国民の間でも、こんなことを聞いた者はいない。 考えただけでぞっとするようなことをわたしの国民がしたのだ。 

14. レバノン山頂の雪は決してとけず、ヘルモン山から流れ下る冷たい水は、決してかれない。 

15. これらのものは、いつもあてにできる。 ところがわたしの国民ときたら、全くあてにならない。 彼らはわたしを置き去りにして、むなしい偶像のもとに走った。 昔からの正しい道をはずれ、罪のどろ沼に迷い込んだ。 

16. そのため、国は荒れ果て、そこを通る人は思わず息をのみ、あまりにもすさまじい光景に驚いて頭を振る。 

17. わたしはわたしの国民を、東風がちりを巻き上げるように、敵の前でまき散らす。 彼らがどんなに悩んでも、知らぬ顔を決め込み、彼らの苦しみを心にかけない。

18. すると、人々はこう相談しました。 「さあ、エレミヤを殺してしまおう。 われわれには、祭司や学者、それに預言者がついている。やつの忠告なんかいらない。 二度とわれわれに不利なことをしゃべり、われわれを苦しめないように、やつの口を封じよう。」

エレミヤ書 18