4. こうして、わたしがおまえたちのために取っておいたすばらしい相続財産は、おまえたちの指の間からすべり落ちる。 わたしはまた、おまえたちを奴隷として、遠くの敵国へ売り渡す。 それというのも、おまえたちが、いったん燃えたら永久に消えないわたしの憤りに、火をつけたからだ。
5. 神様はこう告げます。 死んでいく人間を頼りとし、心が神から離れる者は、のろわれる。
6. そのような者には、砂漠のずんぐりした灌木のように、将来の希望など少しもない。 古き良き時代から永久に見放された彼は、草木も生えない、塩分の多い荒野に住む。
7. だがわたしを頼りとし、わたしを望みとする者は、祝福される。
8. 彼は川の土手に沿って植えられた木のように、深く張った根で川から直接水分を吸収するので、暑さにもしおれず、長いかんばつでも弱らない。 葉はいつも青々と茂り、みずみずしくおいしい実をつける。
9. 人の心は何ものよりも欺きやすく、芯まで腐っている。 それがどんなに悪質なものであるかは、だれにもわからない。
21-22. 神はこう言う。 おまえたちの生き方に気をつけろ。安息日は身も心もきよく過ごし、不必要な仕事をするな。 わたしはこの命令をおまえたちの先祖に伝えた。
23. ところが、彼らは聞かず、従おうとしなかった。 強情を張り、注意深く教えを聞こうとしなかった。
24. だが、おまえたちがわたしに従い、安息日に働くのをやめ、きよい特別な日とするなら、
25. この国はいつまでも繁栄する。 エルサレムの王座には、いつもダビデの子孫が座るようになる。 いつの時代にも、はなやかに着飾った王や君主が車に揺られて都大路を通る。
26. また人々は、エルサレムの周囲、ユダとベニヤミンの町々、それに南のネゲブとユダの西部にある低地から、完全に焼き尽くすいけにえや、穀物の供え物、香料などを携えて来る。 さらに、神殿で神をほめたたえるために、いけにえを引いて来る。
27. しかし、わたしの言うことを聞かず、安息日を汚し、安息日だというのにほかの日と同じように、エルサレムの門の中に商品の荷を運び込むようなことをしたら、わたしはこれらの門に火をつける。 火は宮殿にまで燃え広がり、それを灰にする。 しかも、燃えさかる炎はだれにも消せない。