エレミヤ書 13:10-24-25 リビングバイブル (JLB)

10. この悪い国民は、わたしのことばを聞こうともせず、悪い願望のままに生活して偶像を拝んでいる。だから、この帯のように全く役に立たなくなる。 

11. 帯を腰に巻きつけるように、わたしはユダとイスラエルをわたしに結びつけた。 彼らはわたしの名の栄光を現わすための、わたしの国民である。 ところが、彼らはわたしから離れて行った。

12. 彼らに告げよ。 おまえたちのつぼには、ぶどう酒がいっぱい詰まっている。 これを聞いて、彼らは答えるだろう。 そんなことぐらい、わかっているさ。 われわれがどんなに富んでいるかを、別に教えてもらう必要はない。 

13. そこで、こう言ってやれ。 おまえたちの性根は腐っている。 わたしは、ダビデの王座につく王、祭司、預言者、それに全国民を途方にくれさせる。 

14. 父と息子をいがみ合わせる。 少しもあわれみをかけず、徹底的に滅ぼす。

15. そんなに思い上がり、強情を張るものではありません。 神様がお語りになったのだから、素直に聞きなさい。 

16. 視界ゼロの暗やみを送り込まれる前に、手遅れにならないうちに、神様に栄光をお返ししなさい。 その時になれば、あなたがたは暗い山につまずき、倒れます。 その時には、光を捜し求めても、あるものは身の毛のよだつ暗やみだけです。 

17. それでもなお、耳をふさぐのですか。 もしそうなら、私は心を痛め、思い上がったあなたがたのために、一人で嘆き悲しみましょう。 神様の国民が奴隷になって連れ去られるのです。とても泣かずにはいられません。

18. 王と王母に、王座から降りて、ちりの中に座れと告げよ。 その頭上に輝く冠は、奪い取られ、ほかの人に与えられるからだ。 

19. エルサレムの南にあるネゲブの町々は、敵襲に備えて門を閉めた。 エルサレムは助けにならないので、自分で自分を守らなければならないのだ。 それに、ユダの全国民は、奴隷として連れ去られる。 

20. 北から攻めて来る軍隊を見よ。 エルサレムよ、おまえの羊の群れはどこにいるのか。 わたしが預けておいた美しい羊の群れはどこか。

21. わたしがおまえの同盟軍をおまえの支配者とする時、おまえはどう思うだろう。 さぞかし、子供を産もうとする女のように、身もだえして苦しむことだろう。 

22. どうしてこんなことが起こったのか、と聞きただすだろうが、何もかも、おまえの犯した多くの罪のためなのだ。 だからこそ、おまえは侵入して来た軍隊に辱しめられ、破壊される。

23. エチオピヤ人は皮膚の色を変えることができようか。 ひょうが斑点を消すことができようか。 同じように、悪いことをするのに慣れたおまえも、善人になることなどできない。 

24-25. おまえはわたしを忘れ、偽りの神々に頼っているので、砂漠の強い風に吹き飛ばされるもみがらのように散らす。 これが、特におまえのために考えておいた運命だ。 

エレミヤ書 13