6. 兄弟や家族の者さえ、おまえに背いたのだ。 彼らは、暴徒を呼んでおまえにリンチを加えようとした。 だから、彼らがどんなに愛想よく話しかけても、信じてはならない。
7. 神様は、続けて言いました。 わたしは、わたしの相続財産である国民を見限った。 いちばん愛している者たちを、敵の手に渡した。
8. わたしの国民は、密林のライオンのように、わたしに向かってうなり声をあげた。 そのため、わたしは彼らを、毛ぎらいしている者のように扱った。
9. わたしの国民は倒れた。 わたしは、はげたかと野獣の群れに、その死体の肉を食べさせる。
10. 多くの外国の支配者が来て、私のぶどう園を荒らし、ぶどうの木を踏みにじり、美しい地所を草木の生えない荒野にしました。
11. 彼らはそこを荒れ地としました。 それが痛々しそうに泣いている声が、聞こえます。 全地は荒れ果てているのに、だれひとり心に留めようとしません。
12. あらゆるものを破壊する軍隊が、全地を荒らします。神様の剣が国の端から端まで暴れ回るので、だれも逃げることができません。
13. 小麦をまいても、刈り取るのはいばらです。 どんなに汗水流して働いても、少しの足しにもなりません。 ただ恥を刈り取るだけです。 激しい神様の怒りが注がれるからです。
14. 今度は、ご自分の国民イスラエルに与えた地を包囲する悪い国々への宣告です。 わたしはおまえたちを、ユダにしたと同じように、おまえたちの国から引き抜く。
15. だが、あとになって同情を寄せ、おまえたちの相続地である国へ連れ戻す。