1. イスラエルよ、神様のことばを聞きなさい。
4. それを金と銀で飾り、金槌と釘で動かないように打ちつける。
5. 畑のかかしのように立っている神は、ものも言えない。 歩けないから、だれかが運んでやらなければならない。 そんな神は、人に災いを下すことも助けることもできず、わずかの利益を与えることもできないのだから、少しもこわがることはない。
6. 神様。 あなたのような神はほかにいません。 神様は偉大な方で、御名には力があふれています。
7. 神様だけが、国々の王と呼ばれるのにふさわしい方です。 神様を恐れない者がいるでしょうか。地上の知恵者の中にも、世界の王国の中にも、神様と並ぶ者は一人もいません。
8. どんなに知恵があろうとも、偶像を拝む者はみな、まぬけで、とんまです。
9. 彼らはタルシシュから銀の延べ板を、ウファズからは金を運んで来て、偶像を作る熟練した細工人に渡します。 それから、でき上がった神々に、仕立ての名人の作った、王の着る紫の衣を着せます。
10. しかし、主はただ一人のまことの神、生ける神、また永遠の王です。 ひとたび主が怒れば、全地は震えます。 このお方の不興を買えば、世界は御前を離れて隠れます。
11. ほかの神々を拝む者に言ってやりなさい。 天と地を造ったのでもない神々は、地上から姿を消す運命にあります。
12. しかし私たちの神様は、ご自分の力と知恵によって世界を造り、すぐれた知性によって星を空間にちりばめ、天を張り広げました。
13. 嵐を運ぶ雲から聞こえる雷鳴は、御声の響きです。 神様は地からもやを立ちのぼらせ、いなずまを送り、雨を降らせ、倉から風を呼び出します。
14. 神様を知らず、偶像に頭を下げる者は、義理にも利口とは言えません。 むしろ恥ずかしいことをしています。 いのちも力もない、いんちきな神々を作っているからです。
15. そんなものはみな、まるで値打のない、ばかげたものです。 刑罰の下る時には粉々にこわされます。
16. しかしイスラエルの神様は、こんなくだらない偶像とは違います。 神様はあらゆるものを造ったお方であり、しかもイスラエルは神様に選ばれた国なのです。 天の軍勢の主というのが、そのお名前です。
17. 神様は命じます。 さあ、荷物をまとめよ。 もう間もなく攻撃が始まるから、逃げるしたくをせよ。
18. 今度こそ、わたしは大きな悩みをもたらし、おまえたちをこの地から放り出す。 こうしてやっと、おまえたちはわたしの憤りを肌で感じるようになる。
19. 私の傷は重く、悲しみは深い。 私は不治の病にかかっていますが、耐えていかなければなりません。