2. 「イスラエルに告げよ。 『おまえたちの見る所はみな、東も、西も、南も、北も、もう終わりだ。 おまえたちの国はもうおしまいだ。
3. わたしは、偶像を拝んだおまえたちに怒りをぶつける。 もう絶体絶命だ。
4. 目をそむけたり、あわれんだりはしない。 とことんまで罰する。 そうすれば、わたしが神であることを、おまえたちも知るようになろう。』」
7. ああ、イスラエルよ。 滅亡の日のきざしは現われ、時はきた。 患難の日は近い。 それは喜びの声をあげる日ではなく、苦しみもだえて叫ぶ日だ!
10-11. ついに、さばきの日がきた。 朝日がのぼってくる。 おまえたちの悪と高ぶりは頂点に達し、行き着くところまで行ったからだ。 富におごり、誇りに酔いしれた悪者は、一人も生き長らえない。 おまえたちの高慢の鼻は完全にへし折られ、おまえたちの運命を嘆く者もいなくなる。
12. さあ、その時がきた。 その日が近づいた。 神の怒りがその地に臨むので、買う物もなく、売る物もなくなる。
13. 神がイスラエル国民全体にさばきを宣言したので、たとい商人が生き長らえても、商売はできなくなる。 すべての人が滅ぼされる。 罪に満ちた生活をしている者は、だれも立ち直れない。
14. イスラエル軍に、『進め!』とラッパを吹き鳴らしても、だれも聞こうとしない。 わたしの怒りがすべての者に臨むからだ。
15. 城壁の外に出れば、敵がおまえたちを殺そうと待ちかまえている。 城壁の内側にとどまれば、ききんと伝染病で滅ぼし尽くされる。
16. 運よく逃れた者も、山々にひそむ鳩のように、その寂しさを嘆き悲しみ、自分の罪のために泣き悲しむ。
17. 手も弱くなり、ひざもがくがく震えるようになる。
18. おまえたちは荒布を着、恐怖と恥で包まれ、悲しみと自責の念にかられて頭をそる。