10. また、レビ部族の者でも、イスラエルが神から離れて偶像に走った時、わたしを捨てた者たちは、その不誠実をきびしく罰せられなければならない。
11. 彼らは神殿警備と門衛の務めにあたり、完全に焼き尽くすいけにえの動物を殺し、国民に仕えるべきであった。
12. それなのに、他の神々を礼拝するように国民をそそのかし、恐ろしい罪に引きずり込んだ。 だから、神様はこうお語りになります。 わたしは手をあげて誓う。 彼らは罰を受けなければならない。
13. 彼らは祭司として仕えるために、わたしに近づいてはならない。 神聖な物にさわってもいけない。 自分たちが犯したすべての罪の責任をとらなければならないからだ。
14. 今後、彼らは神殿の管理人として、神殿で行なわれる各種の行事を管理し、人々を助ける務めにあたるのだ。
15. だが、レビ部族でもツァドクの子孫だけは、イスラエルがわたしを捨てて偶像に走った時も、祭司として神殿における務めを果たしていた。 これからは、この者たちがわたしに仕える者となり、わたしの前に脂肪といけにえの血とをささげることになる。 神様がこうお語りになるのです。
16. 彼らがわたしの聖所に入り、わたしの壇に近づいて、わたしに仕え、わたしの命令を守るのだ。
17. 彼らは門から内庭に入る時、リンネルの服を着なければならない。 内庭や神殿で務めをする時は、毛織物を着てはならない。
18. リンネルのターバンをかぶり、リンネルのももひきをはかなければならない。 汗をかかないようにするためだ。
19. 外庭に出る時には、わたしに仕えるために着ていた服を脱ぎ、それを聖所の部屋にしまい、ほかの服を着なければならない。 祭司以外の人が聖所で着る服にうっかり触れて、特別に聖なる者とされることがないためである。
20. 祭司は髪を長く伸ばしすぎても、そり落としてもいけない。 適度に刈らなければならない。
21. 祭司はだれでも、内庭に入る前には、ぶどう酒を飲んではならない。
22. 結婚するなら、ユダヤ人の処女か祭司の未亡人とすべきである。 離縁された女と結婚してはいけない。
23. 祭司はわたしの国民に、聖と俗、善と悪との区別を教えなければならない。
24. 祭司は、人々の争いを収拾する裁判官ともなる。 その判決は、わたしの法に基づいていなければならない。 祭司自身が、すべての聖なる祭りにおいて、わたしの法律と規定に従い、また、安息日を聖なる日として守らなければならない。
25. 祭司は、死体に近づいて身を汚してはならない。 ただし、両親、子供、兄弟、未婚の姉妹の場合は例外で、その時は近づいてもよい。