12. 死体の埋葬に、イスラエル国民は七か月もかかる。
13. 全国民が、この仕事を手伝う。 わたしの栄光が現わされるこの日こそ、イスラエルにとって輝かしい勝利の日となるからだ。神様がこうお語りになるのです。
14. さて、七か月目の終わりに、国をきよめるために、国中をくまなく調査し、残っている骨を埋葬する人々が選び出される。
15-16. 骨を見つけた者は、埋葬する者にわかるように、そばに標識を立てる。 それを見て、埋葬する者がその骨を『ハモン・ゴグの谷』に運び、埋葬する。 そのために、そこの町はハモナと呼ばれるようになる。 こうして、国全体が完全にきよめられる。
17. さあ、ちりの子よ、鳥にも獣にも呼びかけて、こう言え。 みんな集まれ。 いけにえの大饗宴だ。 近くからも遠くからも、イスラエルの山々に来い。 さあ、肉を食べ、血を飲め。
18. 勇士たちの肉を食べ、君主たちの血を飲め。 彼らこそ、わたしの祭りのための雄羊、子羊、雄やぎ、バシャンの肥えた若い雄牛なのだ。
19. 飽きるほどたらふく肉を食べ、ぐでんぐでんに酔っ払うまで血を飲みほせ。これが、おまえたちのために準備した、いけにえのご馳走だ。
20. わたしの宴のテーブルで、たらふく食べよ。 さあ、馬も、騎手も、勇敢な戦士も、山ほどある。 神様がこうお語りになるのです。
21. こうして、わたしは国々の中にわたしの栄光を現わす。 すべての人は、ゴグが受けた刑罰を見て、わたしがそれをしたことを知る。
22. その時から、イスラエル国民は、わたしが彼らの神であることを知る。
23. 諸国民は、イスラエルが捕囚として異国に送られたのは、彼らの罪に対するさばきであったことを知る。 事実、彼らは神を裏切る行為をしたからだ。 それで、わたしは彼らから顔をそむけ、敵の手で滅ぼされるようにしたのだ。
24. 顔をそむけて、その大きな罪にふさわしく、彼らを厳罰に処したのだ。
25. しかし今、神様はこうお語りになります。 わたしは、わたしの国民の捕囚を終わらせ、彼らをいつくしんで、また元のように栄えさせる。 こうするのは、何よりもわたしの栄誉のためだ。
26. 彼らの反逆と恥辱の時代は過ぎ去る。 彼らは祖国に帰り、平和で安らかな生活を送る。 もう、だれにも脅かされず、悩まされることもない。
27. わたしは彼らを、敵の国々から祖国へ帰らせる。 そうする時、わたしの栄光がすべての国々に示される。 イスラエル国民をとおして、わたしの聖さが、全世界の前で証明されるのだ。
28. その時、わたしの国民は彼らを捕囚に追いやったのも、また祖国に連れ戻したのも、神であるわたしであることを知る。 わたしは一人も残さず国々から連れ戻す。
29. もう二度と、彼らから顔をそむけることはしない。わたしの霊を彼らに注ぐからだ。 神様がこうお語りになるのです。」