5. ペルシヤ、エチオピヤ、プテも、それぞれの武器を持っておまえに合流する。
6. また、ゴメルとその全軍、北の果てのベテ・トガルマの軍隊、その他たくさんの軍勢も、おまえの味方につく。
7. いつでも出動できるように、備えていよ。 ゴグよ。 おまえが全軍の総指揮官なのだ。
8. おまえが出動命令を下すのは、ずっと先のことだ。 幾多の年月を経てから、おまえはイスラエルに襲いかかる。 そこには、多くの国々から帰って来た国民が平穏に暮らしている。
9. おまえとその同盟国は、恐ろしい大軍となって、嵐のように攻め寄せ、雲のように地をおおう。
10. その時、おまえは悪いことを考えるようになる。
11. おまえはこう言うだろう。 『イスラエルは、まるで城壁のない、無防備な村の集まりのようなもんだ。 よーし、この地に攻め入り、そんな大胆不敵な面をして暮らしている連中を、一気にひねりつぶしてくれるわ。
12. 一度は廃墟となり、今は国々から戻った者らで栄えている町々を攻め、山のような分捕り物と大ぜいの奴隷を手に入れよう。 ここの連中ときたら、今はたくさんの家畜や財産を持ち、まるで世界の中心のように振る舞っているのだから。』
13. だが、シェバやデダン、それにイスラエルと交易しているタルシシュの豪商たちは、こう問い返すだろう。 『イスラエルの金銀を奪い、家畜や財産を略奪して彼らを貧乏にしようとするおまえは、いったい何者か。』
14. 神様はゴグにこうお語りになります。 わたしの国民が自分の国で平和に暮らしている時、おまえは動きだす。
17. 神様はこうお語りになります。 わたしが昔、イスラエルの預言者たちをとおして語った当の人物は、おまえだ。 彼らは、ずっとのちに、長い年月を経てから、わたしがおまえにイスラエルを攻めさせる、と預言していたのだ。
18. だが、おまえがイスラエルを滅ぼそうと攻めて来る時、わたしの怒りは燃え上がる。
19. その日には、わたしは約束するが、ねたみと激しく燃える怒りとで、イスラエルに大地震を起こそう。
20. すべての生き物は、あまりの恐ろしさに、わたしの前で震え上がる。 山々は倒れ、崖はくずれ落ち、城壁は粉々にこわれる。
21. おまえをあらゆる恐怖に直面させる。 神様はこうお語りになります。 おまえたちは同士打ちで倒れるのだ。
22. わたしは、剣、伝染病、大洪水、大きな雹、火と硫黄で、おまえと戦おう。