1. ちりの子よ、イスラエルの山々に預言せよ。 このわたしのことばを聞け、と告げよ。
2. おまえたちの敵はさんざんあざ笑い、昔からおまえたちのものであった高地を、自分たちのものだと主張している。
3. そして、四方八方から攻撃しておまえたちを滅ぼし、多くの国々に奴隷として連れて行った。 おまえたちはあざけられ、なぶりものにされている。
4. だから、イスラエルの山々よ、神様のことばを聞きなさい。 神様は、山や丘、谷や川、周囲の異教の国々にかすめられ、あざけられたまま荒れ果てた農地や、長いこと見捨てられた町々に、こうお語りになります。
5. わたしの怒りは、これらの国々、特にエドムに対して燃えている。 彼らはわたしを完全に無視し、興味本位にわたしの国を横領し、自分たちのものにしたからだ。
6. だから、イスラエルの山や丘、谷や川に預言せよ。 神様がこうお語りになります。 おまえたちが周囲の国々に恥をかかされているので、わたしは大いに憤慨している。
7. だから、手を高くあげて誓う。 これらの国々が恥をかく番が必ず巡ってくる。
8. そしてイスラエルには、良い時代が戻ってくる。 わたしの国民が帰って来るために果物をいっぱいならせよう。 わたしの国民はもうすぐ母国に帰って来る。
9. さあ、わたしはおまえたちの味方として、土地を耕し、種をまくのを手伝おう。
10. イスラエルの人口を大いに増し加え、荒れ果てた町々も再建して、人でいっぱいにする。
11. 人だけではない。 家畜も大いにふやそう。 ああ、イスラエルの山々よ。 そこにまた、家々がいっぱい建ち並ぶ。 以前にもまさって、おまえたちを栄えさせる。 その時おまえたちは、わたしが神であることを知る。
12. わたしの国民がまた山々を歩き、そこを領土とする。 もう二度と山々が、完全に焼き尽くすいけにえとして、子供を偶像の祭壇にささげる場所となることはない。
13. 神様はこうお語りになります。 他の国々はおまえをあざ笑い、『イスラエルの山々は、その住民を食い尽くす地だ』と言っている。