エゼキエル書 34:8-25 リビングバイブル (JLB)

8. 神様はこうお語りになります。 わたしは生きている。 おまえたちはわたしの羊をほったらかし、野獣に襲われても助けようとしなかった。 おまえたちは本当の羊飼いではなかった。 それで、いなくなった羊を捜し出そうとしなかったのだ。 自分はたらふく食べて、羊を平気で餓死させていた。 

11. 神様がこうお語りになるからです。 わたしは自分の羊を必ず捜し出す。 

12. 羊飼いのように、わたしの群れを捜し回る。 あの暗雲に包まれた日に散らされて行った所から、わたしの羊を捜し出し、救い出す。 

13. いろいろな国や民族の中に散らされた彼らを、母国イスラエルへ連れ戻し、山や、よく肥えた川のほとりで養う。 

14. そうだ、イスラエルの高原の良い牧場を与えよう。 そこでは安心して身を横たえ、おいしい牧草にたっぷりありつける。 

17. わたしの群れ、わたしの国民よと、神様はお語りになります。 わたしは子羊と子やぎとを、雄羊と雄やぎとを分ける。

18. ああ、悪い羊飼いども。 牧場の最上の場所を自分のために取っておきながら、残りの場所を踏みにじるとは、もってのほかだ。 自分が澄んだ水をたっぷり飲むと、足でその水を濁らせているが、とんでもないことだ。 

19. わたしの群れに残されたものと言えば、踏みにじられた牧草と、濁った水だけだ。

20. だから、神様はこうお語りになります。 わたしは、この肥えた羊飼いとやせこけた羊との間をさばいて、黒白をはっきりさせる。 

21. この羊飼いどもは、飢えて病気にかかったわたしの羊を圧迫し、突き倒し、むりやり遠くにまで散らしてしまったからだ。 

22. それで、わたしは自分の手でわたしの群れを救い出す。 もう二度と、いじめたり、殺したりはさせない。 わたしには、どれが肥えているか、どれがやせているか、その訳がちゃんとわかっている。 

23. わたしは、国民全体を牧する一人の羊飼いを立てよう。 それはわたしの忠実なしもべ、ダビデだ。 彼は羊飼いとなって、わたしの国民を養う。

24. こうして、わたしが彼らの神となり、わたしのしもべダビデは君主となる。 神であるわたしがこう語ったのだ。 

25. わたしは彼らと平和条約を結び、危険な動物をこの国から追い払う。 それで、国民はどんな荒れ地でも安心してテントを張り、森の中でも安らかに眠ることができる。 

エゼキエル書 34