21. 私たちが捕囚となってから十一年目の十二月下旬に、エルサレムから逃げて来た者たちの一人が、「エルサレムが陥落した!」と、私に告げました。
22. その前夜、神様の御手が私の上に置かれ、私を元気に立ち上がらせてくださいました。 それで、彼が到着した時には、再び語ることができるようにされていたのです。
23. その時、神様から次のようなお告げがありました。
24. 「ちりの子よ。 廃墟と化したユダの町々に残って散り散りに住んでいる者たちは、『アブラハムはたった一人で、この地全体を所有していた。 これだけ大ぜいいれば、この地を取り返せないはずはない』と息まいている。
25. しかし、神様はこうお語りになります。おまえたちは悪いことをしているのだから、何の力もない。 血がついたままの肉を食べ、偶像を礼拝し、人を殺している。 それでも、わたしがその地を与えると思っているのか。