6. 谷川から山の頂上に至るまで、地をおまえのほとばしる血で染めよう。
7. わたしはおまえを抹殺し、空をおおい、星を暗くする。 太陽は雲に隠れ、月も光を放たない。
8. ほんとうに、暗黒が国中を支配し、明るく輝いている星でさえ、おまえの上では暗くなる。
9. わたしがおまえを滅ぼす時、おまえが見たこともない遠い国々の人が、大ぜい嘆き悲しむ。
10. 確かに、わたしがおまえにすることを見て、多くの国々が恐怖に襲われ、王たちは震え上がる。 わたしが彼らの前で剣を振り回すと、恐ろしさにわなわな震える。 おまえが倒される日、彼らは死の恐怖に取りつかれる。
11. 神様がこうお語りになるからです。 バビロン王の剣がおまえの上に振り下ろされる。
12. わたしは、国々に恐れられているバビロンの大軍を差し向けて、おまえを滅ぼす。 エジプトの誇りも国民もみな、粉々にしてしまう。 何もかも滅ぼされてしまうのだ。
13. 流れのほとりに放牧されている家畜の群れも滅ぼす。 その水を濁らせる人も動物もいなくなる。
14. それで、エジプトの川はオリーブ油のように澄んで、穏やかに流れる。 神様がこうお語りになるのです。
15. わたしがエジプトを破滅させ、その財産をぜんぶ巻き上げる時、エジプトは、神であるわたしがそうしたことを知る。
16. さあ、エジプトのために泣き叫べ。 すべての国々よ、エジプトとその国民のために悲しめ。 神様がこうお語りになるのです。」
17. 二週間後、神様から次のようなお告げがありました。
18. 「ちりの子よ、エジプト国民のために、また他の強大な国々のために泣け。 彼らを死者の住みかに送り込め。
19. ああ、エジプトよ。 おまえのように美しい国があろうか。 だが、その終わりは地獄であり、おまえが見下していた者たちといっしょに横たわるのだ。