エゼキエル書 31:1-13 リビングバイブル (JLB)

1. エホヤキン王が捕囚となって十一年目の五月中旬に、次のような神様のお告げがありました。

4. 根は地下深く伸びて、よく生い茂り、水を回りの木々にも供給していた。 

5. どの木よりも高くそびえ立ち、根から十分に水分を吸収して枝も大きく伸び、こんもりと茂っていた。 

6. 枝には鳥が巣をかけ、木陰で家畜が子を産んだ。 このように世界の大国がみな、その木陰に住んだのだ。 

7. 木はたくましく、美しかった。 深く根を張り、十分に水分を吸収していたからだ。 

8. 神の園の中にも、この木より高くそびえるものはなかった。 糸杉も、この木の枝とは比べようがなく、その美しさにはかなわなかった。 

9. わたしが与えたその雄姿を、エデンのすべての木がうらやましがった。

10. しかし、神様はこうお語りになります。 エジプトは思い上がって、尊大になった。 雲にまで達するほど自分を高くして、他を見下した。 

11. その罰として、わたしはエジプトを大国の手に渡して滅ぼす。 わたしが、エジプトを切り倒すのだ。 

12. 国々から恐れられている〔バビロンからの〕軍隊を侵入させ、その木を切り倒して、地に投げ捨てさせる。 枝はエジプトの山や谷や川に散らされる。 その木陰に身を寄せていた者はみな、倒れたエジプトを見捨てて出て行く。 

13. いろいろの鳥が倒れた木の小枝をむしり取り、野獣が枝の間に住みつくようになる。 

エゼキエル書 31