2. 私は巻物を手に取りました。
3. 「それを残らず食べよ」と、その方は言います。 食べてみると、なんと蜜のように甘い味がするではありませんか。
4. 命令はさらに続きます。 「ちりの子よ。 おまえをイスラエルの人々に遣わす。 わたしのことばを携えて行け。
5. ことばが通じない遠い外国へ遣わすのではない。
6. とにかく、難しい外国語を話す部族に遣わすのではない。 だが、もしそうしたなら、彼らは耳を傾けるだろう!
7. わたしが遣わすのは、イスラエル人のところだ。彼らはわたしの言うことを聞こうとしないのだから、あなたの言うことも聞こうとはしない! 彼らの面の皮は厚く、ずうずうしく、頑固なのだ。
8. ところで、わたしもまた、おまえを、まるで彼らと同じように、面の皮の厚い頑固者にした。
9. おまえの額を岩よりも堅くした。 だから、彼らがどんなにしぶとい反逆者でも、恐れるな。 どんなにいやな顔、おこった顔をされても、たじろぐな。」
14-15. 御霊は私を持ち上げると、ケバル川のほとりにある、別のユダヤ人居留地テル・アビブに連れて行きました。 私は憤り、苦々しい思いで行きましたが、神様の御手が強く私の上に置かれていました。 七日間というもの、私はただ呆然と、彼らの中に座っていました。
16. 七日目の終わりに、神様はこうお語りになりました。
17. 「ちりの子よ。 わたしはおまえをイスラエルの見張り役とした。 わたしの国民に与える警告を、直ちに伝えよ。
18. わたしが悪者に、『おまえたちは死刑に相当する。 だから、悔い改めて、自分のいのちを救え』と伝えてほしい時、そのように警告しないなら、彼らは自分の罪のために死ぬが、わたしはおまえを罰する。 彼らの血の責任をおまえに問う。
19. だが、おまえがいくら警告しても、彼らが罪を犯し続け、いっこうに悔い改めないなら、彼らは自分の罪のために死ぬ。 しかも、おまえには責任がない。 おまえはできるだけのことをしたのだから。
20. もし善良な人が悪を行なっているのに、おまえが警告しないなら、わたしは彼を滅ぼす。 以前の善行は何の助けにもならない。 彼は自分の罪のために死ぬ。 だが、わたしは彼の死の責任をおまえに問い、おまえを罰する。
21. もしおまえが警告し、彼が悔い改めるなら、二人とも自分のいのちを救うことになる。」
22. 私はどうすることもできない状態のまま、神様の御手の中にありました。 神様が「谷間に出て行け。 そこでおまえと語ろう」と命じた時、
23. 私はすぐに立って、谷間へ出て行きました。 すると、ケバル川のほとりで最初に見たのと同じ神様の栄光を、そこでも見たのです。 私は思わず地面にひれ伏しました。
24. すると、御霊が私の中に入り、私を立たせました。 神様は私にこう命じました。 「行って、家に閉じこもれ。
25. わたしはおまえが家から出られないように、おまえの体を麻痺させる。
26. また、舌を上あごにつかせるので、おまえは彼らを責めることができなくなる。 彼らは反逆者だからだ。
27. だが、わたしがおまえに語る時は、おまえの舌を自由にし、話せるようにしてやる。 彼らに『神様はこう言う』と言え。 聞きたい者には聞かせ、聞きたくない者には聞かせるな。 まことに、彼らは反逆者だからだ。