4-5. 姉はオホラ、妹はオホリバと言った。 この二人とはサマリヤとエルサレムのことだ。 二人はわたしの妻となり、それぞれ息子や娘を産んだ。 ところが、オホラはわたしのもとを離れて他の神々に走り、隣のアッシリヤ人を愛した。
35. わたしを忘れ、わたしに背を向けた責任はみな、おまえが自分で負わなければならない。
36. ちりの子よ、恐ろしい悪事を重ねているエルサレムとサマリヤを非難せよ。
37. 彼らは姦淫と殺人の罪を犯した。 偶像を拝み、わたしのために産んだ子供たちを、偶像の祭壇にいけにえとしてささげ、焼き殺してしまったのだ。
38. その同じ日に、わたしの神殿を汚し、安息日を無視した。
39. なにしろ、子供を殺して偶像にささげておきながら、同じ日に、なんとその足で、神殿へぬけぬけと礼拝に来るのだから。 彼らのわたしに対する態度は、こんなものでしかないのだ。
40. そればかりか、おまえは遠くの国にまで使いをやり、偶像の神々に仕える祭司を招き、歓待している。 彼らの気を引こうと、おまえは体を洗い、アイシャドーを塗り、最上の宝石で身を飾った。
41. 豪華なベッドにいっしょに腰をかけ、その前に置いたテーブルの上に香と油とを並べた。
42. おまえの部屋からは、荒くれ者の飲んだくれや、いやらしい連中のどんちゃん騒ぎが聞こえてきた。 彼らはおまえの腕に腕輪をはめ、頭にきらきら輝く冠をのせた。
43. だれが、年老いて醜くなった売春婦と姦淫をするだろうか。
44. ところが、この男たちはそうしたのだ。 恥じらいを忘れた売春婦サマリヤとエルサレムのもとへ、情欲にかられて彼らは行った。
45. だが、正しい者は、どこででも、彼女たちの正体が姦婦や人殺しであることを見抜き、法律に従って彼女たちを裁くのだ。
46. 神様はこうお語りになります。 大軍を攻め上らせて、彼女たちをはずかしめ、打ち砕く。
47. 敵兵は彼女たちを石で打ち、剣で殺し、息子や娘を虐殺し、家は火で焼き払う。
48. こうして、わたしはこの地から、みだらな行為や偶像礼拝をなくさせる。 わたしのさばきは、それを見るすべての人々に、偶像礼拝の非を悟らせる教訓となろう。
49. おまえたちは、売春や偶像礼拝の罪の報いを余すところなく受ける。 その全部の罰を負わなければならない。 その時、おまえたちはわたしだけが神であることを知る。」