21. こうして、エジプト人に純潔をささげた、あのうら若いおとめのころを祝って、なつかしがっているしまつだ。
22. それで今、神様はこうお語りになります。 ああ、オホリバ。 わたしは、おまえが愛想をつかして別れたその国々を奮い立たせて、おまえに立ち向かわせる。
23. 見よ、バビロニヤ人が攻めて来る。 ペコデやショアやコアから、すべてのカルデヤ人がやって来る。 それに、馬にまたがった、アッシリヤの眉目秀麗な若者、高官たちが加わっている。
24. 彼らは戦車や車に乗り、戦闘準備を整えた大軍を率いて、北から攻めて来る。 この大軍団は四方八方からおまえを囲み、やりたいほうだいのことをする。
25. わたしはおまえを断じて赦さず、恐ろしい目に会わせる。 おまえの耳も鼻も切り落とされ、生き残った者も殺される。 子供たちは奴隷として連れ去られ、残ったものは焼き払われる。
26. 美しい衣や宝石もはぎ取られる。
27. こうして、わたしは、エジプトから持ち込んで来た、みだらな行為をやめさせる。 おまえはもう二度とエジプトにあこがれたり、その神々を慕うことがない。
28. 神様がこうお語りになります。 わたしは、おまえが忌みきらう敵どもの手におまえを必ず渡す。
29. 彼らは憎しみを込めておまえに当たり、何もかも奪い取り、丸裸にして放り出す。 こうして、おまえの売淫の恥が全世界にさらされるのだ。
30. だが、それも自業自得というものだ。 外国の神々を拝み、偶像礼拝によって、われとわが身を汚したからだ。
31. おまえは姉と同じ道をたどったので、姉を滅ぼしたのと同じ恐ろしい罰を、おまえにも下す。
32. そうだ。 姉に臨んだ恐るべきことが、おまえにも降りかかる。 姉が飲んだ杯には、なみなみとつがれていた。 おまえが苦しむのを見て、世界中があざ笑うだろう。