1. またも、神様のお告げがありました。
2-3. 「ちりの子よ、二人の姉妹のことを話そう。 二人はうら若いおとめであったころ、エジプトで売春をしていた。
4-5. 姉はオホラ、妹はオホリバと言った。 この二人とはサマリヤとエルサレムのことだ。 二人はわたしの妻となり、それぞれ息子や娘を産んだ。 ところが、オホラはわたしのもとを離れて他の神々に走り、隣のアッシリヤ人を愛した。
6. みな魅力的な若者で、鮮やかな青い衣を着て、威風堂々と馬にまたがった司令官や隊長だったからだ。
14-15. 事実、オホリバの堕落ぶりはサマリヤをはるかに上回っていた。 彼女は壁にかかっている絵を見て、そのとりこになってしまったのだ。 そこに描かれていたのは、バビロンの士官たちで、目のさめるような赤い制服を着け、すてきなベルトを締め、頭には垂れるほどのターバンを巻きつけていた。
19-20. それでもいっこうに懲りもせず、さらに淫行をほしいままにし、エジプトで売春をした若いころの愛人たちを思い出し、よりを戻して淫行を重ねた。