26. わたしは彼らに、自分のやっていることがどんなに恐ろしいことか、また、わたしだけが神であることに気づいてほしいと思い、わたしが与えた良いもので、彼らがわれとわが身を汚すままにさせたのだ。 彼らは、最初に生まれた子供を偶像にささげて、焼き殺したのだ。
27-28. ちりの子よ、神がこうお語りになると、彼らに告げよ。 おまえたちの先祖は、約束の地に導き入れられてからも、高い丘や木の下で、所を選ばずいけにえをささげ、香をたいて、いつもわたしを裏切り、冒涜してはばからなかった。 彼らが神々にいけにえをささげた時、わたしの怒りは燃え上がった。 事もあろうに、偶像に香をたき、ぶどう酒を注いだからだ。
29. そこで、『おまえたちがいけにえをささげに行く場所は、いったい何だ』と問いただした。 そういうわけで、そこは今も、『いけにえの場所』と呼ばれている。
30. 神様は、このことを知りたがっておられる。 おまえたちも先祖のように身を汚し、偶像を拝み続けるつもりか。
31. 現に今おまえたちが、偶像へのささげ物として幼児を焼き殺し、灰にしているのに、イスラエルよ、どうして、おまえたちの願いを聞いて、助けることができるだろうか。 神様はお語りになります。 わたしは生きている。 おまえたちがいくら願っても、わたしは何も答えない。
32. いくらおまえたちが、回りの国々を見ならって木や石の偶像を拝もうとしても、そうは問屋が卸さない。
33. わたしが鉄のこぶしを振り上げ、大きな怒りを込めて、おまえたちを治めるからだ。
34. 憤りを込めた強い力で、散らされていた国々からおまえたちを連れ出し、
35-36. 荒野にあるわたしの法廷に集める。 そこで、おまえたちをさばく。 おまえたちをエジプトから連れ出したあと、荒野でした時のように、反逆者を取り除く。
37. おまえたちを念入りに数え上げ、ほんの一握りの者だけをイスラエルに戻す。
38. 残る大部分の者は、わたしに反逆して罪を犯しているので、おまえたちの間から取り除く。彼らは捕らえられている国から連れ出されるが、イスラエルには入れない。 このとおりのことが起こる時、おまえたちは、わたしが神であることを知るようになる。
39. ああ、イスラエルよ。 神様はこうお語りになります。 そんなにも偶像を拝みたければ拝むがいい。 だが、そうするなら、わたしにささげ物を持って来るようなことはするな。 そんなまねをして、わたしの聖い名を汚すようなことはやめてくれ。