15. 山へ行って偶像の前で食事をせず、偶像を拝まず、姦淫をせず、
16. 借りる者を公平に扱い、不当な取り立てをせず、飢えている者に食べさせ、裸の者には着せ、
17. 貧しい者を助け、利息を取らずに貸し、 わたしのおきてを守るなら、彼は父親の罪のために死ぬことはない。 必ず生きる。
18. だが父親は、自分の罪のために死ぬ。 残酷なことをし、盗みなどの悪事を重ねているからである。
19. おまえたちは、『どうしてですか。 子が親の罪を負わなくていいのですか』と、びっくりして聞き返すだろう。 そうだ。 負わなくていいのだ。 その子が正しく生き、わたしのおきてを守るなら、必ず生きるのだ。
20. 罪を犯した本人が死ぬ。 子は親の罪のために罰せられてはならず、親も子のために罰せられてはならない。 正しい者は自分の善行に対する報いを受け、悪者は自分の悪行に対する報いを受ける。
21. だが悪者でも、すべての罪から足を洗い、わたしのおきてを守るようになって、正しく誠実に生きるなら、必ず生きて、死ぬことはない。
22. 過去の罪はすべて忘れられ、彼は善行のために生きる者となる。
23. 神様はこう問いかけます。 わたしが、悪者の死ぬのを見たがっているとでも思うのか。 とんでもないことだ! わたしは、彼が悪の道から足を洗い、まともに生きるようになることしか願っていない。
24. だが、正しい人が罪を犯して、ほかの悪者と同じことをするなら、そのような者を生かしておけるだろうか。 もちろん、生かしておくわけにはいかない。 これまでの正しい行ないはすべて忘れられ、その罪のために死ななければならない。
25. ところがおまえたちは、『神様は不公平だ』と文句を言う。 さあ、イスラエル国民よ、聞け。 不公平なのはわたしか。 それとも、おまえたちか。
26. 正しい人が正しく生きることをやめて、悪を行ない、そのまま死ぬなら、それは彼が行なった悪のせいだ。
27. また、もし悪者でも、悪から足を洗い、わたしのおきてに従って正しいことを行なうなら、彼は自分のいのちを救うことになる。
28. 深く反省して、罪の道からきっぱり離れ、正しい人生を送ろうと決心したからだ。 彼は必ず生きる。 決して死ぬことはない。
29. それでもイスラエル国民は、『神様は不公平だ』と言いはる。 ああ、イスラエルよ。 公平でないのは、わたしでなく、おまえたちだ。
30. ああ、イスラエルよ。 わたしはおまえたちを一人一人、その行ないに応じてさばき、報いを与える。 さあ、今のうちに悪事から足を洗え。
31. 悪の道をあとにして、新しい心と新しい霊を受けよ。 ああ、イスラエルよ。 なぜ死に急ぐのか。
32. おまえたちが死ぬのなんか見たくない。 神様がこうお語りになるのです。 さあ、悔い改めよ! 悔い改めて、生きよ!