1. それからまた、このようなお告げを神様から与えられました。
2. 「ちりの子よ、このなぞをイスラエル国民に示せ。
3-4. 色とりどりの羽の色をした大わしがレバノンに飛んで来て、いちばん高い杉の木のてっぺんの若枝を摘み取り、商人の町へ運んで行った。
5. そして、柳のように早く育つようにと、大きな川のほとりの肥えた地に植えた。
6. やがて、木は根を張って生長し、たけは低いが、わしに向かってつるを張り、強い枝とよく茂った葉をつけた。
7. ところで、大きな翼と豊かな羽毛をもった別の大わしが来ると、木はそのわしに向かって、根と枝を伸ばした。
12-13. 「イスラエルの反逆者どもに問え。 この二羽のわしのなぞが何を意味するか、わからないのか。 それなら、わたしが教えよう。 〔最初のわしは〕バビロンの王ネブカデネザルだ。 彼はエルサレムに攻めて来て、〔木のてっぺんの若枝である〕王と王子たちを捕らえ、バビロンへ連れて行った。 ネブカデネザル王は王家の一人〔ゼデキヤ〕と契約を結び、忠誠を誓わせた。 その若枝を摘み取って、大きな川のそばの肥えた地に植えた。 これは、イスラエルの政治的指導者たちを捕囚として連れ去ったことを指す。
22-23. 神様はこうお語りになります。 わたし自身が、いちばん高いレバノン杉の木のてっぺんから、いちばん柔らかい若枝を摘み取り、イスラエルのいちばん高い山のいただきに植える。 木はやがて枝を伸ばし、実を結んで、りっぱな杉の木となる。 その下にはあらゆる種類の動物が集まり、枝にはあらゆる種類の鳥が巣をつくる。