6-7. ところが、わたしが通りかかって、血まみれのままのおまえを見つけたのだ。 『死んではいけない! 野の草のようにたくましく、大きくなるのだ!』と、わたしは言った。 すると、そのとおりになったのだ。 おまえは背も高く、ほっそりと、しなやかになり、玉のように美しい、うら若いおとめに育ち、乳房もふくらみ、髪も伸びた。 だが丸裸だった。
58. これはわたしが言うとおり、おまえが犯したすべての罪に対する刑罰の、ほんの一部だ。
59-60. それというのも、神様がこうお語りになるからです。 わたしは、おまえが約束を破ったので報復する。 おまえは、わたしと結んだ神聖な契約を、いとも簡単に破ってしまった。 だが、わたしは、おまえの若いころに結んだ契約を、これからも守る。 わたしはおまえと永遠の契約を結んだのだ。
61. それで、おまえもようやく、自分のしてきた悪事を残らず思い出して、恥じるようになるだろう。 わたしがおまえの姉妹であるサマリヤとソドムとを選び取り、彼女たちをおまえの娘とし、おまえに統治させる時、おまえはわたしの好意に深く胸を打たれる。 わたしとの契約を破ったからには、こんなすばらしい取り扱いを受ける資格などないことが、よくわかっているからだ。
62. わたしはもう一度、おまえとの約束を確認する。 おまえは、わたしが神であることを知るようになる。
63. おまえの今までの行ないにもかかわらず、わたしはおまえに親切にする。 わたしがおまえの行なった悪事のすべてを赦す時、おまえは恥じ入って、ただただ口をつぐむだろう。 神様が、このようにお語りになるのです。」