エゼキエル書 16:30-31-37 リビングバイブル (JLB)

4. おまえが生まれた時、だれも面倒を見てくれなかった。 へその緒も切ってもらえず、裸のまま、うぶ湯にも入れてもらえず、うぶ声もあげられずに放置されていた。 

5. 目をかける人もなく、かわいそうに思って世話をしてくれる人もなかった。 生まれたその日に、野原に捨てられ、死ぬばかりだった。 おまえなんか、いらない子だったのだ。

8. しばらくして、おまえのそばを通りかかると、結婚できる年ごろになっていた。 そこで、わたしの衣でおまえを包み、結婚の誓いをした。 誓約を交わして、おまえはわたしのものとなった。 

30-31. そこで、神様はお語りになります。 こんなことをするおまえの心は、なんと汚れていることよ。 道という道に、売春宿である偶像の祭壇を築き、ずうずうしく淫行を重ねている。 おまえは、売春婦よりも悪い。 金を得るためでもなく、ただ悪にふけるために、そうしているからだ。 

32. おまえは夫以外の男たちと同棲する不貞の妻だ。 

33-34. 売春婦は報酬を得るために働いている。 それで、男たちは多くの贈り物をする。 ところがおまえときたら、自分のほうから贈り物をして、自分のところへ来てくれるようにと、男たちを買収している。 売春婦とは全く反対のことをしているのだ。 だれもおまえなんか求めないから、自分から報酬を払わなければならなかったのだ。

35. ああ、ふしだらな女よ、神のことばを聞け。

36. 神様はこうお語りになります。 わたしはおまえの汚れた罪、偶像礼拝という姦淫の罪、わが子をいけにえとして神々にささげたことなどを見てきた。 

37. その報いとして、このようにする。 おまえが愛した者であろうと、憎んだ者であろうと、とにかくおまえと同罪の愛人、つまりおまえの同盟国すべてを集め、彼らの見ている前で、おまえを裸にする。 

エゼキエル書 16