3. 「ちりの子よ。 この者たちは心の中で偶像礼拝をしている。どうして、彼らの願いなど聞いてやれようか。
4. むしろ、わたしはこう言うと告げてやれ。 イスラエルの中で偶像を礼拝しながら、平気でわたしの助けを求めて来るような者には、神であるわたしは、それぞれに応じた処置をする。
5. わたしから離れて偶像礼拝に走る者たちの思いと心を、わたしは罰する。
8. そういう不届き者の敵となり、彼を完全に滅ぼして、恐るべきさばきの見本としよう。 その時おまえたちは、わたしが神であることを知る。
9. 偽預言者の一人がお告げを語っても、それはうそだ。 そんな預言は実現しない。 わたしはその預言者を、わたしの国民イスラエルから絶ち滅ぼす。
10. 偽預言者と偽善者たち。 わたしのことばが欲しいなどと、ぬけぬけと言う悪者たちはみな、その罪のために罰を受ける。
11. その時イスラエル国民は、わたしを捨てて、これ以上罪に汚れた生活を続けるべきではなく、むしろ、わたしの国民となり、わたしも彼らの神となるべきだと、身をもって知る。 神様はこうお語りになります。」
12. また、このようなお告げがありました。
13. 「ちりの子よ。 この国の人々がわたしに罪を犯す時、わたしは、こぶしで彼らを打ちのめし、食糧の供給を絶ち、ききんで人間も動物も絶ち滅ぼす。
14. たといノアやダニエルやヨブが、ここに今いたとしても、本人だけが、その思いや行ないの正しさによって救われるだけだ。 だれも、ほかの者を助けることはできない。 わたしはイスラエルの残りの者を滅ぼす。 このように神様がお語りになるのです。
15. わたしがこの地に危険な野獣を放ち、荒らすにまかせれば、
16. たといこの三人がいたとしても、何の役にも立たない。 彼らは、待ちかまえている滅びから人々を救えない。 こう神様は断言なさいます。 この三人だけは救われても、地は荒れ果てる。
17. あるいは、わたしがこの地に戦争を起こし、敵軍にすべての物を破壊するようにと命じる時、
18. たといその三人がここにいても、わたしが言うとおり、救われるのは彼らだけだ。
21. 神様はお語りになります。 戦争とききんとどう猛な野獣と伝染病、この四つの厳罰がエルサレムに下り、すべての生きものを滅ぼそうとしている。
22. もし生き残る者がいて、バビロンに捕囚の身とされているおまえたちのところへ来たとしても、おまえたちは自分の目で、彼らがどんなに悪い者であるかを見て、わたしがエルサレムを滅ぼしたのは当然だ、と認める。