5. ああ、悪い預言者ども。 敵の攻撃に備えて城壁を補強し、神にあってイスラエルを強化するために、おまえたちは何をしたのか。
6. かえって、『これは神様からのお告げです』と言って、うそをついている。 わたしはおまえたちなんか遣わさなかった。 それなのに、自分たちの預言が実現することを期待している。
7. 見たこともないのに幻を見たと言ったり、わたしが何も語らないのに、『このお告げは神様からのものです』と言ったりしたことを、否定しきれるか。
8. それゆえ、神様はお語りになります。 わたしはこれらの幻とうそのゆえに、おまえたちを滅ぼそう。
9. わたしはおまえたちに立ち向かい、イスラエルの指導者の中から切り捨てる。 おまえたちの名を消し去る。 だから、おまえたちは二度と祖国を見ることがない。 その時おまえたちは、わたしが神であることを知る。
10. まことに、この悪者どもは、『神様は平安を下さる』と言って、わたしの国民をだましている。 平安を与えることなど、わたしの計画には全く入っていない。 わたしの国民はもろい壁を建てているのに、偽預言者どもはそれをほめそやし、しっくいで上塗りをしている。
11. この悪質な土建屋どもに、『その壁は倒れるぞ』と警告せよ。大雨が土台を浸食し、大粒の雹と激しい風が壁を打ち倒す。
12. 壁が倒れると、人々は、『なぜ初めから、それではだめだと注意してくれなかったのだ。 なぜ、上塗りをして欠陥をおおうようなことをしたのだ』と叫ぶ。