4. その幻の中で、北の方から、燃える火のような巨大な雲を前面に押し出しながら、激しい嵐が私を目がけて突進して来るではありませんか! 雲に包まれた火は絶えず閃光を発し、火の中には、みがき上げた真鍮のように輝くものがありました。
5. すると、その雲の真ん中から、人間のように見える奇妙な姿をした四つのものが現われました。
6. その四つのものは、それぞれ四つの顔と二対の翼をもっているのです。
7. 足は人間の足のようですが、先が子牛のひづめのように分かれていて、みがいた真鍮のように輝いているのです。
8. また、それぞれ翼の下から人間の手が出ているのが見えました。
9. この四つの生きものは翼を連ねて、曲がらずにまっすぐ飛んで来ました。
19-21. 四つの生きものが前方に飛ぶ時は輪も前方に動き、上に飛ぶと輪も上に動きました。 そして、生きものが止まると輪も止まりました。 生きものの霊が輪の中にあったからです。 それで、霊が行く所はどこへでも、輪と生きものも行きました。
22. 生きものの上に広がった大空は、まるで水晶のように輝き、その美しさは、とても筆舌に尽くせないほどでした。
23. それぞれの生きものの翼は、互いにまっすぐに伸びて触れ合い、もう一対の翼が体をおおっていました。
24. 生きものが飛ぶと、翼は岸を打つ波か神様の声、あるいは、大軍勢のときの声のような響きを立てました。 止まると、翼を下に垂れました。