8. 実際に神殿再建が開始されたのは、帰還の翌年の四月のことでした。 帰還者たちが勤労奉仕をし、ゼルバベル、ヨシュア、およびその仲間の祭司やレビ人の指揮のもとで働き続けました。 二十歳以上のレビ人は現場監督にあたり、
9. この一大事業の総責任は、ヨシュア、カデミエル、ヘナダデはじめ、その息子や親族が負うことになりました。 みな、レビ人でした。
10. 神殿の土台が完成した時、ダビデ王の定めた様式にのっとって、祭司は祭服を着てラッパを吹き鳴らし、アサフの子孫はシンバルを打ち鳴らして、神様を賛美しました。
11. 神様をたたえ、感謝する歌がうたわれたのです。 「神様はすばらしい。 その愛と恵みは、とこしえまでイスラエルに注がれる。」 これを受けて、会衆全員が大声で賛美し、土台の完成を喜びました。
12. ところが、ソロモン時代の華麗な神殿を知っている、祭司、レビ人、指導者などの年配者は、声をあげて泣いたのです。
13. 喜び叫ぶ声と泣き叫ぶ声とが重なりあって、一大音響をかもし出し、遠くまでもとどろき渡りました。