エズラ記 10:1-15 リビングバイブル (JLB)

1.  ふと気がつくと、神殿の前にひれ伏して、涙ながらに祈り、告白をしている私の回りを、男や女、子供までが、幾重にも取り囲み、いっしょに泣いているではありませんか。

2.  エラム族のエヒエルの息子シェカヌヤが、まず口火を切りました。「ほんとうに、神様を裏切ってしまいました。 異教徒の女と結婚してしまいました。 けれども、まだ希望はあります。 

3. 私たちは異教徒の妻と離婚し、子供たちも手放すと、神様の前で約束いたします。 あなたや、同じく神様を恐れる人々のご命令に従います。 神様のおきてを守ります。 

4. どうか力を奮い起こし、これからどうすればよいか指示してください。 何でも、おっしゃるとおりにいたします。」

5.  そこで、私は立ち上がり、祭司、レビ人、一般人の指導者たちに、シェカヌヤのことばどおり実行すると誓ってくれ、と呼びかけました。だれもが、うなずきました。 

6. そのあと、私は神殿のヨハナンの部屋に入り、飲まず食わずで過ごしました。 捕囚から帰還した人々の罪を悲しんだからです。

9. 三日以内の十二月四日には、ユダとベニヤミンの男子は全員やって来て、神殿の広場に座りましたが、事の重大さと、折りからの大雨のために震えていました。 

10. 私は立ち上がり、こう宣言しました。「異教徒の女と結婚したあなたがたは、罪を犯したのです。 かつてないほど深刻な、神様の責めを受けています。 

11. 先祖代々の神様に、罪を告白しなさい。 そして、そのご命令どおりにしなさい。回りにいる異教徒や女たちに近寄ってはならない。」

12.  すると、人々はいっせいに立ち上がりました。 「おっしゃるとおりにいたします。 

13. ただ、一日、二日でけりのつくことでもございません。 大ぜいがこの罪深い事件にかかわってしまったからです。雨も激しいので、これ以上ここに立ってもいられませんが、 

14. 指導者をとおして、お取り調べください。 異教徒の妻をめとった者は、所定の時刻に、町の長老や判事を伴って出頭いたします。 こうすれば、個々の事例に判決を下し、万事てきぱきと解決できます。 神様の激しい御怒りも、やがて静まるでしょう。」

15.  異議を申し立てたのは、アサエルの息子ヨナタンとティクワの息子ヤフゼヤ、メシュラム、レビ人シャベタイだけでした。

エズラ記 10