エステル記 5:11-13 リビングバイブル (JLB)

11. 自慢話をしようというのです。 自分が財産家であること、子宝に恵まれていること、異例の昇進をしたこと、この国で王に次ぐ権力を握っているのは自分であることなど、得々と語り始めました。

12.  話にあぶらが乗ってきたところで、さも取っておきの話だとばかりに大得意で続けました。 「実はな、エステル王妃のパーティーに招かれたのは、陛下とわしの二人だけだったのさ。 そればかりか、あすもまた、陛下と二人でご招待を受けてな。 

13. だが、それにしてもだ……」と、彼は急に口ごもりました。 「小憎らしいのは、あのユダヤ人のモルデカイのやつさ。 城門の前に座り込みやがって、わしを見ても知らん顔をしておる。 全くあいつのおかげで、せっかくの喜びも吹っ飛んでしまうわ!」

エステル記 5