21. そんなある日のこと、宮殿警護の当直にあたっていたモルデカイは、たまたま、城門の警備についている後宮の役人ビグタンとテレシュが、王への腹いせに暗殺計画を練っているのを知ったのです。
22. ぐずぐずできません。 さっそく王妃エステルに通報しました。 すぐさまエステルは王の耳に入れ、これを知らせてきたのはモルデカイであることも、忘れずにつけ加えました。
23. 取り調べの結果、ゆるがぬ証拠があがり、二人ははりつけになりました。 この件に関しては、アハシュエロス王の年代記にくわしく記されました。