3. そのとき神様は、イザヤに命じました。 「息子のシェアル・ヤシュブと出かけ、アハズ王に面会を求めなさい。 王は今、ギホンの泉から布さらしの野に通じる道の近くにある、上の貯水池へと向かう上水道の端にいる。
4. 会って、心配するな、と伝えるのだ。 レツィンとペカが何だ、あんなおちぶれた二人が真っ赤になって怒ったからといって、別にこわがることはない、と言って聞かせるのだ。
5. なるほど、シリヤとイスラエルの王は攻めて来る。彼らはこう言うだろう。
6. 『さあ、ユダに攻め上って、パニック状態にしてやろう。 それから一気にエルサレムへ進撃し、タベアルの子を新しい王にしよう。』
7. だがわたしは断言する。 この計画は成功しない。
8. ダマスコはシリヤの首都で終わり、レツィン王の領土はこれ以上ふえないからだ。 またイスラエルも、六十五年以内に、跡形もなくなる。
9. サマリヤはイスラエルの首都で終わる。 ペカ王の努力も水のあわだ。 わたしのことばが信じられるか。 守ってほしければ、わたしの言うことを素直に信じるのだ。」
21-22. 略奪を終え、やっとひと息つく時には、国中は牧草地に変わり果てているでしょう。 ただし、家畜の群れは手あたりしだいに殺されるので、一頭の牛と二頭の羊が残っているだけでも、幸運な人と呼ばれます。 それでも牧草はあり余るほどあるので、牛乳はたっぷり取れ、生き残った者は凝乳と野生のはち蜜を常食にします。
23. みごとな収穫をあげたぶどう園は、いばらの茂る雑草地となり、
24. 国中が巨大ないばらの野となり、野獣の跳びはねる狩猟地となります。
25. 以前はよく耕されていた土壤の肥えた山腹も、いばらにおおわれ、だれも寄りつかなくなります。 ただ牛や羊ばかりが草を食べに来るだけです。